「最近のマネージャーは忙しい?」
最近の人材紹介会社のマネージャーは、机に座ってメンバーに指示を出したり、
時々営業同行すればいいというものではない。
夜になれば、メンバーより早く仕事を切り上げて、飲みに行けばいいというものではない。
世知辛い競争社会で、管理職も楽ができなくなった。
昔のように、机に座ってくだらない冗談を言ったり、ハンコだけ押しているような、
ある意味で管理職らしい管理職はいなくなった。
そんな管理職だけど、いざという時は人が変わったように頼りになる人も多かった。
逆に、今のマネージャーは管理職らしくない人が多い。
メンバーのように忙しく細かく動き回っている。
それは良いのだが、何か問題が起こった時に、自分で解決できない人が増えている。
「報告・連絡・相談」は大切なのだが、大した問題でもないのにあたふたして、
すぐに部長に頼るような人もいる。
責任と権限を不明確にしている会社も悪いが、
「バカヤロー!!
それぐらいの事は自分で処理しろ!!」
と言いたくなるぐらい腹が据わっていない人はマネージャーとして魅力がない。
・自分の目標数字もある。
・スキルやモチベーションが低いメンバーの指導・育成。
・●●●プロジェクトの委員
・マネージャー会議
・社員研修の講師
・自社の社員採用の面接
・メンバーの人事考課とフィードバック
でも思い返すと、私の時代も全部あった。
・メンバーと同じ目標を持ち業績でトップになる。
・メンバーマネジメント *幸いモチベーションが低い人はいなかった。
・改革プロジェクト
・マネージャー会議
・経営会議
・研修講師
・採用面接
・人事考課
・宴会やキックオフの司会
余程の大事件でも起こらない限り、上司に頼ることなどない。
「この会社は俺でもっている」
というぐらいの自信と慢心があった。
だいたい30代前半までは、こんなクソガキマネージャーでいいんじゃない?
仕事が一番楽しい時期だろう。
この頃が一番もてる。
現場の声を経営に対して、どんどん発信して、だらだらしている部長や役員を
突き上げるのが最大の役割だ。
そんな会社の方が勢いがあるし、メンバーも、
「自分も早くマネージャーになりたい。」
と思って頑張る。
課長時代、現場代表で部長会議に出席していた。
その場で部長たちが机上の空論で無駄な議論をしていたので、
「わからない人同士が話しても人件費の無駄だから、僕の話をよく聞いてください。」
と言ったら、みんなむっとしていたが、横にいた役員はゲラゲラ笑っていた。
「魅力のないマネージャーが多い」⇒「マネージャーになりたいメンバーが少ない」⇒
「組織ロイヤリティーが低下する」⇒「ちょっとした事で会社を辞める」
自分を棚に上げて経営者の事を厳しく書くことが多いが、
経営者なんかどうでもいいから、30歳前後の若いマネージャーがガンガン暴れて
会社を引っ張らないと楽しくないだろう。
上司と喧嘩するマネージャーが少ないよね。
おとなしい、賢い、品行方正なマネージャー。
それじゃあ、じいさんじゃないか?
喧嘩を許容する部長や役員も少ないか?
評価が下がるか?
若いのに評価なんか気にするなよ。
偉くなりたいと思ったり、評価を気にした事は一度もない。
業績を上げて上司を黙らせろ。
小者の部長や役員しかいない会社なら、とっとと辞めればいいよ。
真面目にやっていれば、認めてくれる会社は必ずあるから。
「自分が自分にならないで だれが自分になる」 みつを
合掌。