「独立したい」
弊社にご相談に来られる人材紹介コンサルタント(キャリアコンサルタント)の方々の中には、
「将来、独立したい。」
とおっしゃる方が多数いらっしゃいます。
そんな方々は二つのタイプに分けられると思っています。
1 期限を決めて着々と独立準備をしている人
・クライアントやキャンディデートとの強固な関係構築を意識的に行っている。
・厳しいけれどスキルアップできる人材紹介会社を志望する。
・固定給の高低にあまりこだわらない。自分の成果で稼ぐ意識が強い。
・貯金している。
・既に独立した人から様々な情報収集している。
2 漠然と独立したいと思っている人
・独立の期限を決めていない。
・固定給が高く安定した人材紹介会社を志望する。
・大した情報収集はしていない。
従って、結論を言うと、上記1のタイプの人しか独立できません。
先日、上記2のタイプの方がお越しになったのですが、
「高校時代から独立したいと考えています。」
とおっしゃるのです。
しかし、既に30代半ばです。
もう20年ぐらい独立を考えているわけですが、一体何十年考えたら本当に独立するんですかね?
ですから私は、
「なぜ今すぐ独立しないんですか?」
と伺ったのですが、はっきりした返事は戻ってきませんでした。
「他の人からも最後は決断だけだよ、と言われているんです」 と。
わかってるじゃないですか?
その通りです。
多くの人が万全の状態で独立するわけじゃないのです。
誰でも最初は不安で一杯ですよ。
しかし、そこまで自分を追い込まないと本気にならないじゃないですか?
ですからね、決断できない人に無理に独立しなさいとは言いません。
独立なんかしなくても、この仕事はできるわけですから、無理しなくてもいいじゃないですか。
ただね、中途半端な覚悟で「独立」という言葉を使うと、相手に軽く見られますから
その辺は注意された方がいいと思います。
サラリーマンでも一生懸命良い仕事をすればいいじゃないですか?
「考えてばかりいると日がくれちゃうよ」 みつを
合掌。