「海外市場開拓と国内市場深耕」
「国内市場の成長は期待できないし、グローバル化が進んでいるから、これからは海外市場だ。」
と言って、海外に法人を設立したり、海外の人材会社を買収したりしている。
一方で、外資系エージェントや外国人コンサルタントを多数抱えるエージェントは、
「国内市場を深耕すれば、まだまた売上を伸ばせる。」
と言って、コンサルタントをどんどん増員している。
最近、ロバート・ウォルターズやWSA(ウォールストリートアソシエイツ)といった社名を
よく目にすると思う。
外資系に強い日本の人材紹介会社に聞くと、最近はこのような会社とよくバッティングすると
下は年収500万円から上は数千万円の求人までやっている。
成約案件の平均年収は700~800万円で、平均FEEは200万円台前半だろう。
日本の人材紹介会社が、「海外市場開拓だ!!」 と言っている間に、
外国人コンサルタントに国内市場のシェアを奪われている。
多分、外国勢は、
「日本人コンサルタントなんかちょろいもんだぜ!!」
と笑いながら、週末は六本木あたりで遊んでいる。
日本勢もこれを放置しているわけじゃないが、本腰入れて戦おうという気迫を感じる
人材紹介会社は少ない。
大丈夫だろうか?
今後、外国勢エージェントは外資系クライアントだけではなく、
このような流れで、外国勢、日本勢、入り乱れて競争が加速している。
外国勢が人材紹介業界の中で大手の一角に顔を出すのは時間の問題だ。
既に国内売上が30~40億円にはなっているエージェントがあるはずだ。
逆に日本勢の中で海外で売上30~40億円やっている会社は皆無だ。
敵はネイティブという武器を持っているし、猛烈にアグレッシブだ。
日本勢、奮起して頑張ろう。
合掌。