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社長ブログ 人材コンサルタント25年史

「IT業界とEMC業界が熱い」

「IT業界とEMC業界が熱い」
 
今、IT・ネット・モバイル系の業界と、EMC(電気・電子・機械・化学)系の業界が熱い。
 
従って、その業界に強い人材紹介会社は急成長している。
 
最近、求人依頼していただける人材紹介会社は、この領域に強い会社が圧倒的に多い。
 
「韓国負けた」 とか、「製造工場が外国に移転した」 とか言っても、
 
相変わらずエンジニア不足なのだ。
 
エンジニア特定派遣最大手のメイテックのエンジニア稼働率も
 
95%以上という過去最高に近い水準になっている。
 
資源の無い国、日本はやはり技術立国なのだ。
 
敗戦のどん底から前例の無い復活・発展を遂げることができたのは、
 
子供を産み育て、理系教育を促進し、技術力を磨いたからだ。
 
そこに、ソニー、ホンダ、京セラのようなベンチャー企業もあったのだ。
 
技術力以外で国際競争力があり、日本が外貨を稼げる産業が他にあるか?
 
アニメぐらいか?
 
アニメもネット系に含めれば、上記二つの産業に集約される。
 
最近、「クリエイター紹介・派遣」 という求人も多い。
 
話を戻して、自動車を買うなら、だいたいドイツ製か日本製だろう。
 
金持ちはフェラーリやマセラティも買うが、普段使いできる車ではない。
 
雨の日にフェラーリやマセラティをぶっ飛ばしているヤツはあまり見ないだろう?
 
金持ちの普段使いや小金持ちは、ベンツ、BMW、アウディ、レクサスだろう?
 
結局、ドイツ製か日本製じゃないか?
 
「何が言いたいか?」 というと、日本は原点に戻って理数系の教育を熱心にやって
再度技術立国になった方がいいと思う。
 
例えば、下記のような「せこい優遇制度」を設けてはどうだろうか?
 
1 高校で理数系の点数が良い生徒は授業料を免除する。
2 大学で理系学部に合格したら授業料を無料にする。
3 エンジニアは所得税が安くなる。
4 エンジニアは年金が1.5倍になる。
 
メーカーは金融業界などに比べると、年収は半分ぐらいだから、
そのようなハンディを国策として埋めるべきだと思う。
 
30歳、メガバンクや大手商社勤務であれば、年収1000万円前後であるのに対し
大手メーカー勤務でも500~600万円前後だ。
 
*多分、メーカーの中で最高水準は「ファナック」だと思うが、東大・京大・東工大ばかりで
 30歳年収が700万円ぐらいだ。
 
「お金のためだけに働いていない」 と言っても、こんなに落差があるのはね?
 
要するに、日本は国策として、技術力を再度向上させなければ駄目だと思う。
 
優秀な理系卒の人間が、安易に文系就職するのは国家的損失だ。
 
一方で、メーカーも、「ものづくり」のおもしろさ、やりがいを訴え続けなければならない。
 
メーカーは、あくまで「ものづくり」で設ける。
 
「投資で設けるはメーカーにあらず」 という原点も大事だと思う。
 
オリンパスのような残念な事例を出さないことだ。
 
「うちは、ケチンパスだから採用予算が渋くてごめんね。」
 
と、おしゃっていた真面目な人事部長を思い出すとかわいそうだ。
 
「いちずに一本道 いちずに一ッ事」    みつを
 
合掌。

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プロフィール


武谷 広人
人材ビジネス経験の蓄積と、自らのトップマネジメント経験を強みとする。経営幹部から専門職まで約500件の案件を成功に導く。

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