「クリスマスって残酷だね」
毎年クリスマスが終わるとほっとする。
毎年12月になると、あちらこちらでクリスマスツリーが飾られ、イルミネーションに灯りがともる。
クリスマスソングも流れてきて、街はすっかりクリスマスムードだ。
ウキウキする人が多いと思うが、私はどうもこの雰囲気が苦手だ。
こんな事を言うと、「お前は夢がないな」 と言われる。
もちろん、子供の時はクリスマスは大好きだったが、
彼女のいない大学生時代ぐらいから好きではなくなった。
暗いね。
家族や恋人、友人と楽しく過ごせる人は良いのだが、
一人寂しく過ごさなければならない人はかわいそうだ。
もちろん、義理の弟のように一人が好きで、他人と一緒にいるのが面倒だという人もいる。
こういうマイペースな人はよいのだが、凡人にとっては一人で過ごすクリスマスは
寂しいと思うし、 「クリスマスは早く終わってほしい」 と思うだろう。
だから、クリスマスは残酷だと思うのだ。
「今年もどうせ一人で過ごしているだろう?」 と思う後輩に何度も電話した。
携帯は鳴りっぱなしだったが出なかった。
うちに来るように誘って一緒に飲もうと思ったのだが、余計なお世話だな。
こんな時はそっとしておくのが一番だろう。
やっとクリスマスも終わり、今週は御用納めの週だ。
皆さん、忙しいでしょうが、体に気をつけて。
インフルエンザの予防接種に行かなきゃ。
「厳冬
樹木が余分なものを捨てる季節
樹木が孤独に輝く季節
樹木が黙って根を張る季節
そして1年の中で樹木が最も充実する季節」 みつを
合掌。