「また求人依頼を断わってしまった」
ここ数年業績が大変良いと評判の会社から、人材紹介コンサルタント(キャリアコンサルタント)の
求人依頼のお電話をいただいた。
しかし、「1件90万円でやってくれ。それ以上は出せない。」 と言う。
私:「お宅はクライアントに年収の30%とか35%を請求していますよね。
平均単価は230万円ぐらいだと聞いてますよ。
それなのに他のエージェントには90万円しか払わないなんて
全く一貫性が無いですね。
経営姿勢を疑いますよ。
そのような会社とのお取引はお断りします。」
即戦力コンサルタントで英語も必須。
このコンサルタント不足の最中に全く話にならない。
自分の会社の儲けしか考えていない。
一方で、FEEが安くても求人依頼を受ける会社もある。
直接、社長が出て来て、
「立ち上げ中でほとんど利益が出ていないので、どうしても100万円しか払えません。
身勝手で失礼なお願いだとは存じますが、何とかご紹介いただけないでしょうか?
やる気がある人であれば、私が必ず育てます。」
と言われ頭を下げられる。
そこまでされると断われないし、
「よし、何とかこの社長の役に立ちたい。」
と思うのが人情だ。
結局、FEEの値段だけで取引先を決めているわけじゃない。
経営者や人事の姿勢を見ている。
真剣さ、誠実さがあるかどうかだ。
クライアント側も同じだろう。
サービスが悪ければ25%でも頼まないが、良ければ35%でも頼む。
大切なのはエージェント側の真剣さ、そして結果を必ず出すことだ。
求人依頼を受けた以上は、何とか結果を出さないと相手にされなくなる。
「やれなかった やらなかった どっちかな」 みつを
合掌。