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社長ブログ 人材コンサルタント25年史

「運命の女神を味方にする人」

「運命の女神を味方にする人」
 
下記は、昔の上司(新人時代の役員)の口癖だ。
 
「人生終わってみれば大差無いね。結局みんなプラスマイナスゼロだよ。」
 
振り子の振れ幅こそ違うが、最後は振り子が止まって、みんなプラスマイナスゼロになって
 
人生を終えると言うのだ。
 
良い事があった分、良くない事もあると。
 
良くない事があった分、良い事もあると。
 
東日本大震災で被災された方々に対して、
 
「プラスマイナスゼロですよ。」
 
とは言えないが、いつかは必ず良い事があってそうなると思う。
 
しかし、目前の現実をを良い事と思うか?悪い事と思うか?は人によって感覚が違う。
 
「位置エネルギー×運動エネルギー」 のように、幸不幸は数値では表せない。
 
だから人生はおもしろい、とも言える。
 
人材紹介コンサルタント(キャリアコンサルタント)の仕事をしていると、
 
大まかに四つのパターンの人たちに出逢う。
 
1 必ず良い選択肢があり、それをつかめる人。
 
2 あまり良い選択をせず、失敗を繰り返す人。
 
3 安全に今より少し良い所におさまる人。
 
4 どんな選択をしても強く前向きに生きていく人。
 
上記1は、エリートと言われる人なので当り前だ。10%
 
上記2は、私の伝える力不足だが、何となく悪い方に行ってしまう。10%
 
上記3は、体勢を占める。75%
 
上記4は、凄い人だと思う。5%
 
1年前、軍隊のようにハードワークで離職率が高い会社に転職したAさんがいた。
 
数ヵ月後、転職相談に来たBさんが、たまたまAさんと同じ会社だったので聞いた。
 
私:「ところで、Aさんはお元気ですか?」
 
Bさん:「元気? 
     Aさんは元気と言うのとはちょっと違うなー。
     Aさんは何だろう?不思議な人ですね。
     とにかく何があっても淡々とマイペースで働いていますよ。」
 
私:「えー、じゃーやっぱり元気がないんですか?」
 
Bさん:「いや、よく笑ってますから、元気と言えば元気です。
     あのタイプは私と違って辞めないでしょう。」
 
このAさんのように、「どんな選択をしても強く前向きに生きていく人」 が一番凄いと思う。
 
初対面の時、何やら飄々として肩の力が抜け不思議な魅力がある人だと思ったが、
 
そこまで凄い人だとは思わなかった。
 
しかし、リクルートの同期を思い出すと、若い頃目立つ人間は大して偉くなってない。
 
目立つ奴は、だいたいエリート営業部隊か人事に配属され途中で玉砕している。
 
むしろ、経理とか経営企画とか目立たない部署に配属され黒子に徹してハードワークした奴が
 
出世している。
 
これって官僚?
 
しかし、正しい官僚は会社にとっては不可欠なのだ。
 
ちゃんと勉強、ちゃんと情報収集、ちゃんとシナリオ作成、ちゃんと根回し、ちゃんと実行。
 
まあ、営業の人間は若い頃チヤホヤされた分、40歳ぐらいで玉砕だね。
 
これも、プラスマイナスゼロだね。
 
「しあわせはいつも自分のこころがきめる」     みつを
 
合掌。

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プロフィール


武谷 広人
人材ビジネス経験の蓄積と、自らのトップマネジメント経験を強みとする。経営幹部から専門職まで約500件の案件を成功に導く。

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