「面接に進んでも決まらない。それでどうする?」
このようなグチをよく聞きますよね?
求人は増加しても企業の採用スペックはそれほど下がっていないので、
簡単に成約率が上がらないのは人材紹介業界の傾向です。
ただ、元々決まりにくい求人、決まりにくい登録者に労力を費やしているだけではないか?
とも思うのです。
ご批判いただくのを承知で言えば、その時間を決まる可能性がある新規求人開拓や、
紹介すれば決まるであろう人材のサーチに振り替えれば、
ビジネス的には無駄な時間が減ります。
あまりに合理的すぎると言われるかもしれませんが、ビジネスは戦争ですから、
ボランティアだけやって沈没するわけにはいかんのです。
「決まる可能性がある新規求人開拓や、紹介すれば決まる人材のサーチに時間を割く」
とすると、どんな動きになるか?
今までと全く逆の動きになります。
単純に言うと、社内にいる時間と社外にいる時間が逆転します。
ランチや飲み会も増えます。
それでも、進捗管理はしなきゃならんので総労働時間も増えます。
常に新たな戦略も練り直す、勉強するなど考える時間も増えるので土日も無くなります。
必然的に365日、24時間労働になっていきます。
サラリーマン時代は、「なぜ、社長は365日働くのだろう?」 と思っていましたが、
やるべき事を全部やろうとすると自然とそうなる ということが、
この年齢になってやっとわかりました。
ハードワークとかではなく、自然とそうなるわけで、本人にとっては、
そんな苦痛ではないのです。
それで気がついたらポックリというのが、社長の典型的な生き様なんだろうなーと思います。
ワークライフバランスと言うのはサラリーマンの言葉で、社長にはワークそのものがライフ
だったりするわけです。
更に、こんな忙しい社長ほど、地域の自治会長もやったり、マンションの理事長もやったり、
知人の社長は近所の神社の世話人代表までやってます。
こんな社会的活動もちゃんとやっているんですね。
自然と頼まれる人格になるんでしょうね。
この世の中は、人一倍忙しい人に益々仕事が集まって来るようになっとります。
「仕事は忙しいヤツに頼め」 と言われるでしょう。
最後はポックリ、でも本望。
それが社長という生き物なんでしょうね。
「生きているうち はたらけるうち 日のくれぬうち」 みつを
ポックリ。
合掌。