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社長ブログ 人材コンサルタント25年史

直腸指診の恐怖。

明日は、久しぶりの人間ドックだ。
 
おかげで今夜は酒も飲めない。
 
明日は朝飯も食えないし、昼飯も遅くなりそうだ。
 
昔は、翌日が人間ドックでも酒を飲んでいたが、検査結果に異常は出なかった。
 
しかし、今は駄目だ。
 
加齢と共に新陳代謝が悪くなり、そんなに早くアルコールを排出できなくなる。
 
だから、今日は1年に1日ぐらいは休肝日をつくれ!! という神のお告げだと思って我慢しよう。
 
それにしても、人間ドックは1回目の印象が悪すぎて未だに嫌いだ。
 
1回目は30歳の時だった。
 
参ったのは、 「直腸指診!!」 
 
あんな基本的人権を否定されるような診察は我慢ならん!!
 
医者:「はーい、パンツおろしてー。」
 
私:「どこまで下ろすんですか?」
 
医者:「はーい。完全に下ろしてください。」
 
横で看護婦さんも見ているのに・・・・。
 
医者:「はーい。仰向けになって両膝を抱えてー。」
 
なにー!! そんな事をしたら、全部丸見えじゃないか!!
 
医者:「はーい。それじゃ、ちょっと指をいれますよー。
    ちょっと痛いかもしれないけど、我慢してくださーい。」
 
:「いてっ!! いてて!!」 
 
医者:「うん? あれー、ちょっとあるねー。」
 
私:「何があるんですか!!」
 
医者:「うん? ポリープだね。」
 
私:「何ですか? ポリープって?」 
 
医者:「うーん。お酒飲む?」
 
私:「はい。毎日欠かさず。」
 
医者:「便秘とか下痢は?」
 
私:「特にありません。」
 
医者:「はーい。いいでしょー。パンツ上げてもいいですよ。」
 
私:「は~。やっと終わったかー。」
 
医者:「うーん。念のため、精密検査した方がいいかもね。」
 
私:「何ですか? 何を精密検査するんですか?」
 
このような展開になり、「尿潜血」 とあわせて、悪性腫瘍の疑いがないか?
 
その後、細胞検査も含めて、この遠い病院に3回、通算4回も検査に通う事になった。
 
最終的な結果は、幸い悪性ではないが経過に気をつけろと。
 
何が原因かわからないが、直腸にポリープがあるので、規則正しい生活を送るようにとの事。
 
私は、この初回の人間ドックですっかり嫌悪感を抱いてしまい、
 
その後数年、人間ドックには行かない事にした。
 
しかし、30代後半になって、一応1年に1度は調べないといけないと思い、
 
恐怖の「直腸指診!!」 が無い病院を選んで行く事にした。
 
行く度に、一つや二つ要再検査となるが、何度も病院に行くのが嫌なので無視している。
 
JACジャパン(現ジェイエイシーリクルートメント)時代、人間ドックの話が話題になったので
 
昔の直腸ポリープが気になって、田崎忠良チェアマンと田崎ひろみ会長に相談した。
 
そしたら、お二人がよくご存知の病院を紹介してくれた。
 
田崎ひろみ会長:「貴方、念のため、ここを予約して内視鏡検査してもらいなさい。
           ここは設備はいいけど高いわよ。
           でも、健康第一だから多少の出費は安いものよ。
           何なら田崎の名前を出して予約しなさい。
           大事に扱ってもらえると思うわよ。」
 
私:「はー、ははー。」 
 
という感じで、ある有名な病院に検査に行った。
 
まずは、完全個室で特殊な機械を使い、女性スタッフが私の腸内を洗浄してくれる。
 
腸の中を完全にきれいにするんですよ。
 
しかし、これをやる女性スタッフが気の毒で。
 
仕事とは言え大変ですよ。
 
知らないオヤジのお尻に機械を差し込んで腸内洗浄するわけですからね。
 
田崎忠良チェアマン:「武谷(たけや)君、恥ずかしかっただろう?
             でも、それより毎日あの仕事をやる女の子がかわいそうだね。」
 
私:「はい。とても私にはできません。」 
 
腸内を洗浄した後、内視鏡で医者が検査する。
 
当然、お尻から内視鏡を入れて、変なものがないか検査するわけだ。
 
医者:「どうしますか?
    ちょっと痛いかもしれませんが、麻酔しますか?」
 
:「痛いんですか? それじゃあ、気絶するかもしれないので麻酔してください。」 
 
こんな感じで麻酔をしてもらって気がついたら、
 
医者:「お目覚めですか?」
 
私:「あー、凄い熟睡した感じで気持ちいいですね。 どれぐらい寝てました?」
 
先生:「2時間ぐらいですかね。
    何も問題ありませんよ。
    ポリープもありませんでした。」
 
私:「え!! ポリープ無いんですか?」 
 
先生:「はい。ポリープというのは、できたり無くなったりするんですよ。」
 
という事で、ポリープは消えており一安心した。 
 
10年前にあったポリープが、10年後には無くなっていました。
 
待合室にいた、お二人の老人が話していました。
 
老人A:「どうだった?」
 
老人B:「今日はポリープ10個以上取ったよ。」
 
老人A:「そうか。俺も5個取った。」
 
へー、そんなものなんだ。
 
しかし、麻酔して眠ったのは、本当に気持ち良かった。
 
あんな短時間で、深い睡眠をとった事はないな。
 
明日、久しぶりの人間ドック、行ってきます。
 
本当に体が資本ですから、皆さんも無理せず気をつけてください。
 
受身
「柔道の基本は受身 受身とはころぶ練習 負ける練習 人の前で恥をさらす練習」   みつを
 
合掌。

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プロフィール


武谷 広人
人材ビジネス経験の蓄積と、自らのトップマネジメント経験を強みとする。経営幹部から専門職まで約500件の案件を成功に導く。

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