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社長ブログ 人材コンサルタント25年史

「俺はサラリーマンが嫌いだ!!」

「俺はサラリーマンが嫌いだ!!」
 
昨年、私が同席したベンチャー企業の面接で社長がほえたこの言葉。
 
当然ながら、サラリーマンであるキャンディデートには驚きと不快感を与えたようだ。
 
しかし、この人もそんな言葉でめげるタイプじゃない。
 
「確かに俺はサラリーマンだ。
何が悪い?
サラリーマンが嫌いなら、初めから面接に呼ぶんじゃねー。」
 
とまでは言わなかったが、
 
「くっそー、俺は確かに会社には所属しているが、サラリーマン根性で仕事してねーぞ。
俺は俺なりに毎日勝負しているんだ!!」
 
そんな気迫を感じる人だ。
 
*実際、現在この人は独立開業して破竹の勢いです。
 
このキャンディデートとは、これまで数回お会いしているが、初めて会った時から
 
サラリーマン臭さが無い。
 
組織に従属しているという感じがしない。
 
逆に、組織を利用してビジネススキルを上げて来た雰囲気がある。
 
過去の会社でも、それなりの結果を残し立派に貢献してきた。
 
会社と対等の関係で仕事をしてきたし、今の会社にとっては、
 
辞められると大変痛い人材に成長している。
 
ここまで行けば、組織に所属していようが、独立していようが関係ない。
 
「プロフェッショナル」 と呼べる人材だと思う。
 
社長が、「俺はサラリーマンが嫌いだ!!」 と言った意味も実はそれに近い。
 
社長は、 
「貴方が所属する組織や貴方の上司が、何を貴方に望むかを基軸に働くのではなく
貴方が何をして社会にどんな影響を及ぼしたいのか?貴方の夢や目的は何か? 
そういう自分の基軸を持って働く人であってほしい。」 
と言いたかったのだ。
 
このように自分の基軸を持って働いているプロフェッショナル・サラリーマンは結構多い。
 
私の周りにも多数いる。
 
逆に独立しても、「何をして社会にどんな影響を及ぼしたいのか?夢や目的は何か?」
 
と聞かれて、それに答えられなければ、中身はサラリーマンのままかもしれない。
 
私自身も立派な夢や目的があったと言うよりも、 「他人にガタガタ言われたくない。」 
という消極的願望から独立の道を選んだので、他人様に偉そうに言える立場ではない。
 
今、私が夢とか目的とかを語っても、それは後付けのものだ。
 
しかし、まんざらウソでもなく、以前からずっと考え続けていた事ではある。
 
だから、「夢や目的は後付けでもいいじゃないか?」 と適当に自分を許す事にしている。
 
とにかく一番大事なのは、「毎日出勤するのが苦痛じゃない。月曜日が来るのが嫌じゃない。」
 
という事だ。
 
サラリーマンでも、こんな気持ちで働いている人は、いい仕事をしているプロフェッショナル
 
が多いと思う。
 
良い意味で自分本位に考えて仕事をしている人は幸せだ。
 
皆さん、自分本位に仕事しましょう!!
 
「自分が自分にならないで だれが自分になる」    みつを
 
合掌。

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プロフィール


武谷 広人
人材ビジネス経験の蓄積と、自らのトップマネジメント経験を強みとする。経営幹部から専門職まで約500件の案件を成功に導く。

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