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人材ビジネスは不人気業界?

「人材ビジネスは不人気業界?」
 
バブル人気と言うのは、長続きしませんね。
 
以前、人材派遣業とか人材紹介業は成長産業と言われ、就職・転職の人気産業でした。
 
ところが、「派遣切り」 とか 「リストラ、希望退職」 とか、いろいろな事でイメージダウンして
 
一気に不人気業界になってしまったようです。
 
*ここ1~2年ぐらいは回復基調ですけど。
 
社会人の転職サイトなど見ていてもそうです。
 
ちょっと前は、 「人材派遣・紹介業希望」 という人が大勢いました。
 
未経験者が、この業界にたくさん流入しました。
 
しかし最近、未経験者の流入は以前より遥かに減少しています。
 
最近の 「人材派遣・紹介業希望」 という人は、ほとんど業界経験者です。
 
以前に比べると、業界経験者の登録が増えました。
 
業界経験者でも、 「もうこの業界は嫌だ!!」 と言って、異業界への転職を
 
希望される方も大勢います。
 
そのような人たちは、当然、当社には登録されません。
 
それはそれで、もっと自分にフィットする業界を探していただきたいです。
 
一方で最近、以前は登録して来なかったような、相当売上を上げている実績のある
キャリアコンサルタントが登録されるようになりました。
 
このような人は、人材紹介の仕事が好きで得意な人です。
 
・今現在働いている紹介会社が低迷している。
・親会社の意向で撤退する。
・社長と方針が合わなくなった。
・エグゼクティブ層の紹介をやりたい。
・同業界のもっとしっかりした会社で働きたい。
 
などと、おっしゃる場合が多いです。
 
このような人は、この業界の主要な会社の事はいろいろ聞いてよく知っていますから、
 
へたな会社を勧めても応募しません。
 
こちらも勧める会社を厳選する必要があります。
 
規模も大・中・小あるし、独立系と資本系もあるし、全包囲型と特化型もあるし、
 
分業型と一気通貫型、登録型とサーチ型、固定給制と歩合給制、など様々です。
 
経験者は、自分の仕事の流儀を変えたくない人が多いですから、
 
その流儀と合うか?合わないか? が第一条件で、あとは給与など条件次第です。
 
いずれにせよ、一時のバブル人気は冷めて、アマチュアは退場し、
 
プロフェッショナルだけが残ろうとしています。
 
しばらくの間、ふるいにかけられ、この業界も少し成熟するでしょう。
 
そして何十年もかけて、まずまず社会的な評価を得られる産業になるでしょう。
 
バブルからリアルへの転機ですね。
 
一方で新卒採用を復活したり、採用人数を増やす人材紹介会社が増えています。
 
就職難ということもあって、かなり優秀な学生が採用できているようです。
 
将来を担う宝です。
 
厳しくも大切に育てていただきたいです。
 
「名もない草も実をつける いのちいっぱいの花を咲かせて」   みつを
 
合掌。

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プロフィール


武谷 広人
人材ビジネス経験の蓄積と、自らのトップマネジメント経験を強みとする。経営幹部から専門職まで約500件の案件を成功に導く。

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