「良い社長と悪い社長」
お金を稼ぐことは悪いことではない。
「衣食足りて礼節を知る」 という言葉もある。
それにしても、人材紹介会社の社長もピンキリだ。
そんなピンキリ情報を、ご登録いただく方には赤裸々に話すようにしている。
尊敬する社長にも色々なパターンがある。
1 自らトッププレイヤーとして東奔西走しながら、メンバーの特性を活かすマネジメントをしている人。
2 何かあったら最終的な責任は全て自分が背負うと腹をくくって、常にメンバー個々人の強みを
最大限発揮できる自由闊達な風土醸成をしている人。
3 肝心な事だけは自分の責任で決めるが、日常のマネジメントは大胆に権限委譲して、
マネジメント能力の高い経営幹部に任せている人。
要するに、「自分でやるならやる」 そうでなければ、「部下に任せる」 という事が明確な社長がいい。
逆に、自分では何もやらないのに、日常の小さな事にも口を挟む人は勘弁してほしい。
もっと言えば、金儲けには関心が高いが、社員には関心が無い人は最悪だ。
全く愛情が無いじゃないか?
悪い具体例を2つ挙げよう。
A フルコミのコンサルタントしか雇わないのに、コミッションの支払いを遅延させるバカ社長。
更には、消費税分を勝手に天引きする契約不履行。
それなのに、自分の給料はしっかりもらっている。
B 正社員募集だと言って雇用しながらも、実際には社会保険に加入していない。
内定時より月給も安く、給与明細もくれない。
面接段階ではやたら丁寧に誠実そうなのに、入社した途端に態度が急変。
登録者の了解も取らずに勝手に紹介する。
オフィス内に個人情報の書類が散乱している。
更には、自分が紹介したクライアントの人事担当者とグルになって、クライアントが支払うFEEを
山分けする犯罪行為。
こんなAやBのような悪徳会社ほどホームページの経営理念は、「誠実」とか、「社会貢献」とか
きれいごとばかり書いてある。
このような会社にだまされる犠牲者を減らすのが、エージェントとしての私の役割だと思うし、
勝手につぶれない場合はつぶしてやろうと、志ある仲間と考えている。
「なるべくなら うそのないほうがいい」 みつを
合掌。