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社長ブログ 人材コンサルタント25年史

カリスマ営業マンとの飛び込み営業同行(その3)警察に連行された!!

「カリスマ営業マンとの飛び込み営業同行(その3)警察に連行された!!」
 
今日もカリスマ営業マン栢野(かやの)さんが起こした事件です。
 
もちろん実話です。
 
私は新人なのに悪行のかぎりを尽くし左遷され、優しいUマネージャーのグループから、
 
鬼マネージャー Sさんの下に異動させられていました。
 
ある日、鬼マネージャー Sさんが、中途入社間もないA先輩に、
 
「おいA君、今日は営業の勉強のために、栢野(かやの)に同行してもらえよ。」
 
と指示されました。
 
*このAさんも医療機器販売会社を経営・倒産という修羅場をくぐってきたツワモノです。
 
Aさん:「わかりました。栢野さん、宜しくお願い致します。」
 
栢野さん:「あー俺ですか? 俺に同行しても参考にならないと思うけどまあいいや。」
 
Aさん:「今までは機械とか目に見えるものを売って来たので、
     広告とか目に見えないものの営業はやったことがないんですよ。」
 
栢野さん:「あー僕もヤマハ発動機でバイクしか売ったこと無かったですよ。」
 
Aさん:「へーそうなんだ? ところで今日はどこに営業に行くんですか?」
 
栢野さん:「決めてないので、適当に飛び込みましょう。
       そうだなー、Aさんは医療機器を売っていたんですよね? 
       じゃあ医療機器商社が多い本郷あたりを流しましょうか?」
 
ということで、丸の内線の本郷三丁目で下車し、飛込みが始まりました。
 
目は常に会社の看板を見ながら歩く。
 
おいしそうな会社、お金のありそうな会社はないか?
 
しかし、重い営業カバン片手に、全ての電信柱にハイキックを入れながら歩く栢野さん。
 
実は立命館大学時代、少林寺拳法で二度の関西学生チャンピオンになった。
 
更に、立命館大学の異種格闘技No.1決定戦でも優勝したツワモノ。
 
栢野さん:「よーし。この辺の会社から行きますか?」
 
Aさん:「はい、行きましょう。気合が入るなー。」
 
ある会社の事務所内のカウンターまで踏み込み第一声。
 
栢野さん:「どうも、リクルートの栢野(かやの)です!! 社長、いらっしゃいますか?」
 
Aさん:「いきなり社長を呼び出すとは!!」
 
受付の女性:「お約束ですか?」
 
栢野さん:「いや、私がこの地区の担当になったので、今日は社長にご挨拶に来ました。」
 
その時、お客様の事務所の奥の方では、何やら社長らしき人が部下を怒鳴っており
随分ご機嫌が悪いご様子 。
 
受付の女性:「ご覧のとおり、社長は今取り込み中ですので、またあらためてお越しください。」
 
栢野さん:「いや結構です。しばらくここで待ってます。」
 
受付の女性:「えー? 困ります。今日はお引き取りください。」
 
そんなやり取りをしていたところ、
 
社長さんが、栢野さんとAさんが入口付近に立っているのに気がついた。
 
社長:「なんだ? お前らは!!」
 
そこで栢野さん、いつものように受付の制止を振り切り、事務所の奥にどんどん入っていく。
 
驚きながらも仕方ないので、Aさんも付いていく。
 
そして、ついに二人は社長の目の前に。
 
栢野さん:「どうも社長、リクルートの栢野(かやの)です。」
 
社長:「なにー!! またリクルートか!! 
    こりもせず何人も何人も営業に来やがって!!」
 
栢野さん:「大丈夫です。今日から御社の担当は私一人になります。」
 
社長:「うそをつくな!! 見てみろ!! お前の会社の名刺だけでも何十枚あるか!!」
 
栢野さん:「そうですか。では拝見します。
       うんうん、なるほど。
       それでは、この名刺は私がお預かりします。」
 
社長:「なに!! お前、俺の名刺をお預かりするとはどういうことだ?」
 
栢野さん:「はい。ポイします。」
 
社長:「なにー!! 俺の名刺を勝手に捨てる気か!!」
 
栢野さん:「はい。今日から御社の担当は私一人になりますから、
     他の営業マンの名刺は必要ありません。」
 
社長:「お前、真面目にそんな馬鹿な事を言っているのか!!」
 
栢野さん:「はい。私が担当になれば御社も安泰です。」
 
社長:「お前、名刺を返さないなら警察を呼ぶぞ!!」
 
栢野さん:「そうですか、どうぞ。」
 
という事で、その後、警察官が二人現れて、栢野さんとAさんは連行されました
 
容疑は過剰営業。そんな罪、あったかな?
 
その後、上司であった鬼マネージャー Sさんは、警察署に呼ばれ大いに絞られました。
 
帰社後、さすがの鬼マネージャー Sさんも、
 
「栢野(かやの)!! いくら何でもやりすぎだろう!! 勘弁してくれよ!!」
 
栢野さん:「いやー済みません。
       営業で警察を呼ばれるのも良い経験だと思って。」
 
Sさん:「バカヤロー!!」
 
この日同行したAさんは、一部始終を私に話してくれました。
 
Aさん:「俺も今まで相当激しい営業をやってきたつもりだったけど、
     栢野さんの営業を見て、ここまでやらないと売れないのかと思って自信なくしたよ。
     あいつ普通の人間じゃねーよ。
     本当に牢屋に入れられるかと思ったよ。」
 
とびびっていました。
 
ご迷惑をおかけしたお客様、社長様、誠に申し訳ございませんでした。
 
栢野さんに成り代わり、お詫び申し上げます。
 
「その場がきなけりゃわかんねえ」    みつを
 
合掌。
 
 
※栢野(かやの)さんは現在は、福岡を基点に全国の「中小零細企業の経営コンサルタント」
 をされています。
 本も5~6冊出版され、ビジネス書としてはベストセラーになっています。
 中国語版、韓国語版なども出ています。
 海外も含め全国からの講演依頼も多く、飛び回っています。
 
■栢野克己のオフィシャルサイト
http://yumesenkan.jp/
 
◎ブログ:「人生は逆転できる!」小企業成功戦略と事例
http://ameblo.jp/kayano55/
 
■九州ベンチャー大学
http://q-venture.com/
 
【悲惨な前半生】経て日本一過激な経営人生講演家・コンサル・作家。アジア+日本で年100回講演。新刊「やずやの秘密」+「弱者の戦略」「小さな会社★儲けのルール」「大逆転!バカ社長/天職発見」は累計17万部のベストセラー。’92年から「ベンチャー大学」「経営人生計画セミナー」「早朝サロン」を毎月毎週1000回以上開催。人生成功の法則<夢×戦×感>で弱者(小企業・起業目指す人)の人生逆転を応援。2007年に家族で1年世界一周。
 

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プロフィール


武谷 広人
人材ビジネス経験の蓄積と、自らのトップマネジメント経験を強みとする。経営幹部から専門職まで約500件の案件を成功に導く。

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