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社長ブログ 人材コンサルタント25年史

危ないアポ取りトーク(その2)

「危ないアポ取りトーク(その2)」
 
昨日に続き、 「危ないアポ取りトーク」 のちょっとやりすぎた例です。
 
私が社会人4年目だった時、Y君と言う元気が良い武闘派
(ボクシング、空手、中国拳法などの経験者)の新人が居ました。
 
高校時代は、金沢で番を張っていました。
 
新人ながらアポ取りも貪欲で、かなり上達していました。
 
(今日のポイント) *社名を名乗らず、地名で社長宛に電話する。
 
Y君:「新宿のYです。社長、お願いします。」
 
*かなり低いドスのきいた声です。
 
事務のベテランらしき女性:「はい? どちらのYさんですか? 」
 
Y君:「新宿のYです。」
 
事務のベテランらしき女性:「社長とは、どういうご関係ですか?」
 
Y君:「新宿のYと伝えていただければわかります。」
 
事務のベテランらしき女性:「新宿のYさんですか? 取り継いだことないですね。
                 どこの会社のYさんですか?」
 
Y君:「とにかく、新宿のYと伝えていただければわかります。社長、お願いします。」
 
事務のベテランらしき女性:「社長はいません!!」
 
Y君:「不思議だなー、社長がいない?」
 
事務のベテランらしき女性:「とにかく社長はいないって言ってるでしょう!!」
 
Y君:「社長がいない会社なんかどこにあるんじゃ!!」
 
事務のベテランらしき女性:「ガチャ!!」
 
大変失礼致しました。Y君に成り代わり、お詫び申し上げます 。
 
当時、リクルートと名乗ると警戒されてアポイントが取り難かったので、
 
社名を名乗らず、「地名を名乗るアポ取り」も流行っていました。
 
「新宿のY」とか、「新橋のS」とか、「埼玉のN」とか。
 
現在はこんな下品なアポ取りはしておりませんので、ご容赦ください 。
 
(後日談)
 
当時のリクルート本体の大拠点、新宿支社の支社長の名前が、
Y君と同じ名前(Yさん)だったのです。
 
Y君が、「新宿のYです。」を連発していたので、お客様から、
リクルート新宿支社長のYさん宛にクレームが入りました。
 
そこで、新宿支社長のYさんが、「俺の名前を語っているのは誰だ!!」
 
という事になり、ついにそれがY君であることを突き止められてしまいました。
 
当然ながらY君は鬼マネージャーのSさん と謝罪に行きました。
 
その日から、「新宿のY」は使えなくなりましたので、 「池袋のY」に変わりました。
 
クレームは営業マンの勲章。めげない、めげない。
 
「批判はしたけれど 自分にできるだろうか」    みつを
 
合掌。

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プロフィール


武谷 広人
人材ビジネス経験の蓄積と、自らのトップマネジメント経験を強みとする。経営幹部から専門職まで約500件の案件を成功に導く。

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