どこで誰に会うかわからない。
今週の月曜日、日本経済の活性化のために、偉くなった古巣の後輩と飲んだ。
19時半に店に入ったら、既にほとんどの席が埋まっていた。
「おー、地震が起こった翌週に来た時には、客は私と家内だけだったのに!!」
まずは乾杯して、つまみをオーダーしたら、店長さんが近くに来たので聞いてみた。
私:「店長、お客さんが戻ってきましたね? 良かったですね。」
店長:「はい、そうなんですよ。
3月18日、19日の金曜・土曜あたりから急に戻ってきました。
でも、まだまだ週前半の月・火あたりは震災前よりも少ないです。」
私:「いや、それも時間の問題で戻ってくるでしょう。
やっぱり良い店はお客さんが離れませんね。」
店長:「ありがとうございます。」
この店はカジュアルなイタリアンだが、すぐそばに魚がうまい人気店がある。
そこには、19日(土)17時に予約して行ってみたが、やはり続々とお客さんが入ってきて
すぐに満席になってしまった。
やっぱり良い店にはすぐにお客さんが戻ってくる。
みんな、そんなに家の中でじっとしてばかりはいられない。
それを思うと原発周辺の家の中で避難生活を強いられている人たちは大変だ。
避難所暮らしでプライバシーが無い状態の人たちも大変。
それに比べたら東京は天国だ。
そんな事を思いながら後輩と話をしていたら、
「武谷(たけや)さん、こんばんは!!」
と呼ばれたので誰かと思って振り向いたら、なんとクライアントで飲食業コンサルティング会社の
社長さんと店舗デザイナーの方だったので驚いた。
私:「あれー!! 何でここにいるんですか?」
社長:「この辺もちょくちょく来るんですよ。ここは良い店ですよね。
ご歓談中お邪魔しましたが、声もかけないで帰るのも変だと思って。」
私:「いやー驚きました。今日、社長の事をブログに書いたばかりだったので。」
社長:「えー、そうなんですか?
とにかく4月7日の夜は楽しみにしてます。」
私:「こちらこそ宜しくお願い致します。」
社長の会社は飯田橋にあるのに、なぜ日本橋で飲んでいたのか?
さすが飲食業のプロだけあって、東京のどこにどんな飲食店があって、どこが美味しいとか
ほとんど把握している。
社長のご実家は仙台なので心配したが、何とか大丈夫なようだ。
ご紹介実績はあげていないのに、社長に何度ご馳走になったことか。
一番苦しかった2009年に出逢って随分励まされた。
感謝しかない。
「ひとの世の幸不幸は人と人とが逢うことからはじまる よき出逢いを」 みつを
合掌。