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社長ブログ 人材コンサルタント25年史

日経MJの「人材サービス業調査」に物申す。

日経MJの「人材サービス業調査」に物申す。 喝!!
 
毎年、日経MJに人材サービス業の売上ランキング調査結果が発表される。
 
しかし、こんな大雑把な調査にほとんど意味は無い。喝!!
 
日経MJは、2002年か2003年頃から人材派遣業と人材紹介業とを一緒にしてしまった。
 
以前はちゃんと分けて調査結果を発表していた。
 
もちろん、派遣会社の紹介業参入やTTP解禁などの背景はある。
 
それにしても主力事業がどちらであるかは明らかなので、調査結果として公にするならば
 
もっと厳密に分けるべきだ。
 
更に、人材紹介大手のインテリジェンス、JAC、エス・エム・エスの社名も見当たらない。
 
JACとエス・エム・エスは上場企業なので、IR情報を見ればわかるが、
 
インテリジェンスはUSEN傘下になり、その後ファンドに売却されわからなくなった。
 
それまではあれほど具体的で丁寧なIRで高く評価されていたのに。
 
いずれにしても、こんな状態では調査の意味が無い。
 
公表を避ける会社もあるだろうが、そもそも日経の調査がアバウトすぎる。
 
「人材サービス」という名目で、みそもくそも一緒にしたら駄目なのだ。
 
日経の調査力の限界か? 人材ビジネスに注力していないのか? 
 
ここまで大きな産業になったのに、人材ビジネス専門の担当者はおらんのか?
 
1 人材派遣(主に事務系職)
 
2 技術者など特定派遣
 
3 請負・アウトソーシング
 
4 再就職支援
 
5 人材紹介
 
6 エグゼクティブ・サーチ
 
7 採用メディア(ネットと紙メディア)
 
例えば、上記のように分類して各社に申告してもらい、各分野でのランキングや前年比を発表する
 
ぐらいまでやらなければ、あまりに大雑把で何の参考にもならない。
 
人材会社にも各社各様の思惑もあるだろうし、簡単に協力してくれないこともわかるが、
 
日経も各社が調査に応じる意味があるような中身の濃い紙面づくりに尽力してほしい。
 
この程度の調査ならウワサ話の方が余程参考になる。
 
「やれなかった やらなかった どっちかな」    みつを
 
合掌。

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プロフィール


武谷 広人
人材ビジネス経験の蓄積と、自らのトップマネジメント経験を強みとする。経営幹部から専門職まで約500件の案件を成功に導く。

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