「子供を叱れない日本人」
マンションで他の住人と会えば、当然ながら 「こんにちは」 とか 「こんばんは」 とか挨拶します。
以前のマンションでは、「こんちは」 と返事が戻ってくる確率が高かったと思います。
世帯数が多いからなのか? 住んでいる人たちの特性か?
今のマンションでは返事が戻ってくる確率が下がりました。
「どうせ一生つき合うわけじゃないし挨拶なんかしなくてもいい。」
と思っているのか?
このバカヤロー!!
それに対して、同じ階に外国人(多分ヨーロッパ系)の奥さんがいます。
ご主人も大変感じの良い人ですが、お子さんも感じがよくてかわいい。
顔もハーフ特有のイケメン小僧が2人(中学生と小学生)かな?
その子供は一人でいる時でも会うと必ず 「こんにちは」 と恥ずかしそうに挨拶してくれます。
昨日は奥さんと子供2人の3人でした。
私:「こんちはー。」
奥さん:「KONNICHIWA」 *感じの良い笑顔でハッキリと。
でも昨日はなぜか、お子さんがはっきり 「こんにちは」 と言わなかった。
恥ずかしかったのか? 他の事に気を取られていたのか? わからない。
そしたら、その場ですぐに奥さんが、
「NON NON NZE KONNICHIWA IWANAINO?」
と真剣に叱っていました。
素晴らしいと思いました。
今の日本人は、親も周囲の住人も子供を叱れない人が多いでしょう?
「Here and Now」 で、誉めたり叱ったりした方がいいと思います。
他の日本人の子連れは、子供が挨拶しなくても全然叱っていません。
昔なら近所のオヤジからも、挨拶しないと叱られましたよね?
「こらー、お前、なんで挨拶せんとか!! このバカタレ!!」
そういう私も今は他のご家庭のお子さんを叱っていません。
「一事が万事」 です。
この事が将来どのような結果につながるか?
気持ちよく挨拶できる子供と、できない子供との間には大きな差が生まれると思います。
「大人になったら自然に挨拶できるようになるだろう」 では駄目で、このレベルの躾は
しっかり親が教えないと話になりません。
挨拶できない人たちが集団になると、国家存亡の危機ですね。
大げさではなく、地域コミュニティーの崩壊が犯罪を増加させ、社会の崩壊につながります。
まずは、気持ちよく挨拶もできない大人から変わらないといけないですね。
「KONNICHIWA!!」
「アノネ ひとのことじゃないんだよ じぶんのことだよ」 みつを
合掌。