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社長ブログ 人材コンサルタント25年史

年数より密度

「年数より密度」
 
毎日、様々な人に出逢う。
 
それは、経営者だったり、転職を考えている人だったり、先輩やら後輩やらいろいろだ。
 
それぞれの人から多くの刺激や癒しをいただいている。
 
皆様、ありがとうございます。
 
そんな毎日を過ごしながら、最近特に感じる事がある。
 
「人は年齢や経験年数ではない。どれだけ密度濃く生きてきたか?その方が重要だ。」という事だ。
 
ボーッと10年過ごすのと、生きるか死ぬかの1年を過ごすのと、どちらが心の筋肉をつくるか?
 
言わずもがなだ。
 
密度濃く人生を生きている人の話や態度には、自然と魅力が溢れ出てくる。
 
ただ、それを他人に押し付ける人は好きではない。
 
押し付ける人は勝つ事だけを考えていて、負ける人をバカにしていると感じるからだ。
 
何度か挫折も経験しながら勝つ事も覚えた人の話には、さりげない優しさが漂っている。
 
負ける事も大切だとわかっている。
 
さりげなく自分の事を話せる人が本物だ。
 
逆に、ボーッと10年過ごしてきた人の話は、新鮮味がなく刺激を受けない。
 
本人はボーッと生きてきたつもりはないし、それなりの苦労もある。
 
ただ、相対的に言えばボーッとした感じになる。
 
昔、あんなに輝いていた人がどうしちゃったの? という事が時々あるが仕方ない。
 
しかし寂しい。
 
元来、私は時代の変化に無頓着で、良くも悪くも右往左往する方ではない。
 
時代と共に変わる事よりも、変わらない真理の方に重さがあると思っているからだ。
 
実際、人間は哲学者を輩出したギリシャ時代以降、全く進歩していないどころか、
 
精神的には後退したとさえ言われている。
 
私自身、酒を酌み交わしながら、旧き良き時代の話をしてノスタルジーに浸っている方が癒される。
 
それは刺激的な明日を過ごすための薬みたいな時間だ。
 
刺激的な話はおもしろいが、そればかりだと疲れるのだ。
 
お金は必要なのでビジネスの話は嫌いではないが、それだけの話には関心が無い。
 
お金の話にその人の哲学や歴史の話が混ざってくると、大変興味が湧いて来る。
 
そんな魅力ある人に出逢い感心しながら、毎日身の丈に合った生活をしたいと思っている。
 
「張りすぎてもだめ たるんでもだめ ちょうどいいあんばいが一番いい」    みつを
 
合掌。

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プロフィール


武谷 広人
人材ビジネス経験の蓄積と、自らのトップマネジメント経験を強みとする。経営幹部から専門職まで約500件の案件を成功に導く。

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