「肉食系人材コンサルタントと仁義」
「最近、肉食系の人材コンサルタントが求められている」 という話は以前にも書いた。
しかし、ただの肉食では 「人食い人種」 のようなもので、売上になれば何でもいいという
「仁義礼智信」 の精神に欠ける品性下劣な人材コンサルタントとなり、いずれ社会的信用を失う。
「仁義礼智信」とは儒教でいう五常の徳(人間が守らなければいけない5つのルール)である。
「仁」 思いやりの心 憐れむ心がやがて「仁」になる
「義」 世のためになる人としての道 不善を恥じ憎む心がやがて「義」になる
「礼」 礼儀正しいことはもちろんで謙虚、感謝の心 へりくだり人に譲る心がやがて「礼」になる
「智」 正邪を正しく判断すること 善いこと悪いことを論じる心がやがて「智」になる
「信」 嘘をつかないこと 信念・信条
ただ人を押し込めばいいというものではない。
転職する人の悩みや転職後の痛みを知ろうとしなければならない。
最近、転職する必要の無い人まで、口八丁手八丁で動かしているコンサルタントが
増えているという話を耳にする。
もちろん、違法ではないし自由主義・自己責任の世の中なので、
このような事も仕方ないのかもしれないが、「単なる人ころがし」 と言われないためにも、
あらためて 「仁義礼智信」 の精神を忘れないようにしたい。
「ひとの世の幸不幸は 人と人とが逢うことからはじまる よき出逢いを」 みつを
合掌。