「何のために人材紹介をやっているのか?」
「目的の王国」 という言葉がある。
何をやるにしても、 「俺は何のために、これをやるのか?」 という自問自答がなければ、
仕事を深める事はできない。
逆に、「○○のためにやる!!」 という目的が明確な人は強い。
最近、 「いやー、もう人材紹介業はいいです。他の業界に転職して他の仕事をしたいです。」
という人も多い。
「貴方は一体何十年この仕事をやってきたんだ?」 と思って笑ってしまう。
概して若者が多い。 若者はまだ異業界に転職できるし逃げ道があるからかな。
私は、このような人たちは、そもそもあまり深く考えて人材紹介業を選ばなかったか?
あまり考えながら仕事をしなかったか?
そもそも自分で物事を深く考える力が不足しているか?
どれかだと思っている。
この不況を機会に深く考え直してはどうか?
また、このようなもっともらしい話もよく聞く。
「もう人材紹介業の旬の時代は終わったんじゃないですか?
大手も求人メディアとのセット販売や大幅値引きなど何でもありでやってきているし
ほとんど淘汰されてしまうんじゃないですか?」
それも事実だろうし、じっとしていると本当にそうなるだろう。
「ところで、そんな状況下、貴方は具体的に何をしてきたの? 何を目的に何をしたいの?」
いつの時代も、他人や環境のせいにしたら、その時点で成長が止まる。
どんな状況下でも、自分で考えながら行動できる、間違ったら修正して、また行動する。
一般的に言われる 「PDCAサイクル」 を自分で回せる人だけが 「人材」 なのである。
「自ら機会を創り出し 機会によって自らを変えよ」
いつ見ても強烈に厳しく刺さる言葉だ。
人材紹介業をやっているのだから、まず、自分自身が 「人材」 でありたいものだ。
「生きているうち はたらけるうち 日のくれぬうち」 みつを
合掌。