「トイレのトラブル8000円、酒のトラブル退職です!!」
不謹慎と言われるかもしれないが、昨年笑えたのは、
故中川大臣のローマでのG8後の「もうろう会見」だった。
「ふー、オ・バ・マ政権に対して・・・・・・。」
「共同宣言みたいなものが出ました・・・・・・。」
「まーやりましょうー、ということで・・・・・・。」
「日銀さんの金利も0.25%になってらっしゃる・・・・・」
質問している記者を見つけられず、「どこだ!!」 とか。
日本国を代表する大臣としては、あるまじき言動だが、酒で過去に数多くの失敗をしている私は
何やら親近感を覚え、会見のVTRを見て爆笑した。
しかし、こんな私でも昼間は飲まないし、さすがにバチカン観光に行った時は恐れ多くて
アルコールどころではなかった。
サンピエトロ大聖堂やシスティーナ礼拝堂、あんな厳かな場所に行くのに、
故中川大臣は酔っていたそうだが、私はそれはできない。
会話する時も、ひそひそ声になるぐらい神聖な雰囲気だ。
酒に酔って、あんな場所に行ったら、「最後の審判」 で地獄に落とされそうだ。
中川さん、それはさすがにまずいだろう!! と思った。
*中川さん、天国でゆっくり飲んでください。
そう言えば、昔、私が担当したアパレルメーカーがあって、専務に随分お世話になった。
営業マンを何人かご採用いただいたのだが、一人だけ退職した人の事を思い出した。
専務:「ちょとさー、まずい事になちゃったよ。」
私:「どうされたんですか?」
専務:「この前入社したAさんだけどね、アルチューじゃないかな?」
私:「えー!! どうしてですか?」
専務:「ほら、あそこに座ってるだろ? 顔が赤くないか?」
私:「えー!! だってそれは飲んでなくても顔が赤い人はたくさんいますよね?」
専務:「いやー、俺も最初は赤ら顔だろうと思っていたんだよ。
でもね、周囲の社員が酒臭いって言うんだよ。」
私:「えー!! 毎日ですか?」
専務:「いや、毎日じゃないけど、二日に一日ぐらいかなー。」
私:「それでどうされるつもりですか?」
専務:「だからさー、この前、個室に呼んで話したんだよ。
要するに周囲の社員が酒臭いと言っているし、顔が赤い時があるけど、
実際に飲んで仕事をしているのか? と聞いたんだよ。」
私:「ご本人は何と答えたんですか?」
専務:「済みません。
多分前日の酒が残っている日があるんだと思います。
今後は気をつけます、と言うんだよ。」
私:「その後はいかがですか?」
専務:「だから、今日も顔が赤いし酒臭いわけよ。
今日だけじゃないよ。
週に2~3日は、そんな日があってさー、なかなか直らないみたいだよ。」
私:「それはアルチューかもしれませんね。」
専務:「だからさー、悪いけど今回ばかりは試用期間中で終わりにしようと思っているんだ。」
私:「そうですか。
アルチューとはわかりませんでした。
申し訳ございません。」
こんな事情で、残念ながら酒の問題で退職した人もいた。
今、どうしてるかな?
とにかく酒は楽しく、他人様に迷惑をかけないように飲みましょう。
これまでご迷惑をおかけした皆様、あらためて、申し訳ございませんでした。
「張りすぎてもだめ たるんでもだめ ちょうどいいあんばいが一番いい」 みつを
合掌。