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社長ブログ 人材コンサルタント25年史

転職しない方がいい人。

転職した方がいい人、転職した方がいいかもしれない人、転職しない方がいい人、
 
「人生いろいろ 転職すべきかどうかもいろいろ」 です。
 
1 転職した方がいい人
 
・明らかに現職でやるべき事はやっている。業績もトップクラスである。
・今の会社では自身の成長や生活の向上が見込めない。
・誰が聞いても、過酷な職場環境に置かれている。
・「転職したい。」と辞意を表明したら、上司に必ず慰留される。
 
2 転職した方がいいかもしれない人
 
・現職で人並み程度の努力はして、人並み以上の結果を出している。
・今以上努力しても、現職では自身の成長や生活の向上が見込めない。
・現職の事を友人に話すと、「へー、大変だね。俺なら辞めちゃうな。」と言われる。
・「転職したい。」と辞意を表明したら、上司に多分慰留される。
 
3 転職しない方がいい人
 
・現職での自分の努力不足を認識している。業績も平均以下である。
・今以上に努力すれば、自身の成長や生活の向上が見込める。
・現職の事を友人に話すと、「へー、結構大変そうだけど、どこも変わらないよ。」と言われる。
・「転職したい。」と辞意を表明しても、多分誰も慰留してくれない。
 
こんな感じでしょうか?
 
これって見方を変えると、こうなります。
 
1 転職した方がいい人 = 会社にとっては不可欠な存在。辞めてほしくない人。
 
2 転職した方がいいかもしれない人 = 会社にとって不可欠ではないが、いないよりいた方がましな人。
 
3 転職しない方がいい人 = 少なくとも、今の会社では必要ない人。
 
好景気の時は、「2 転職した方がいいかもしれない人」 や 「3 転職しない方がいい人」 までも
 
転職先があるんですよね。
 
特に、「2 転職してもいいかもという人」 に属する人は引く手あまたです。
 
しかし、不景気になると、「1 転職した方がいい人」 しか採用されなくなります。
 
ただ、「1 転職した方がいい人」 は、好不況に関わらず、現職の会社が手放しませんよね。
 
だから結局、本物はなかなか転職市場に流通しないのです。
 
ヘッドハンターからスカウトされようが、お客様から誘われようが、動かないし動けない。
 
それだけ希少な存在なので、益々市場価値が上がる。
 
このような人に時々遭遇しますが、私は深追いしません。
 
できる人は、自分で行く先を決めます。
 
他人のアドバイスより、自分の価値観を信じて判断します。
 
深追いは逆効果です。
 
むしろ、現職に留まって頑張れるなら頑張るべきだと、クールダウンさせてあげるべきです。
 
こちらも、そこまで親身に考えれば、いつか本当に転職しなければならない時は、
 
必ず声をかけてくださるでしょう。
 
お互いに本物が求められる時です。
 
「辞めるなら惜しまれて辞めろ!!」
 
昔の上司の言葉です。
 

合掌。

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プロフィール


武谷 広人
人材ビジネス経験の蓄積と、自らのトップマネジメント経験を強みとする。経営幹部から専門職まで約500件の案件を成功に導く。

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