「日本は希望を失った。しかし、希望がなければ回復はない。だから希望が持てる国にしないといけない。」
今週のカンブリア宮殿で、ユニクロの柳井さんが話していた言葉だ。
マクドナルド、ニトリ、ABCマート、餃子の王将など、私の嫌いな「勝ち組」という言葉を使っていたが、
各企業の経営者に 「どんな人材が欲しいか?」 とインタビューしていた。
柳井さん:「サラリーマンの時代は終った。これからは事業主を育てる時代だ。大手企業に入社して
エリートコースに乗って、将来は部長ぐらいになれたらいいというのは、昔は一番安全だったが
今は一番危険なコースだ。」
ユニクロは、最速、入社後半年で店長になるらしい。平均2年で店長。
そうすると、売上5億円、部下30~40名の店の経営を任される。
柳井さん:「店長は経営の入口であって、そこからがスタートだ。」
先週のココイチのオーナー夫妻もおもしろかったが、やっぱり、オーナー経営者というのは個性は強いが
本当に自分の言葉で話しているので迫力がある。
サラリーマン経営者として大変優秀な人も多いが、オーナー経営者は 「会社=自分の人生」 という色が
にじみ出ていておもしろい。
柳井さんも、昔は今のような迫力は無かった。
試行錯誤を繰り返し、たくさん失敗して、一度は経営を他人に託そうとしたが、やっぱり意識が違って
駄目だったので、自分でやるしかないと腹をくくった。
最近は開き直ってるとしか思えない、ふてぶてしい態度。
でも、柳井さんの言葉は素直に聞ける。
柳井さんの近くで仕事をしている友人がいるので、 「どんな人?」 と聞いてみた。
友人:「えー、あんな人、今まで見たことないですよ。」
私:「どんな所が?」
友人:「いやー、もう半端じゃなく意志が強いです。普通の人間じゃないですよ。」
真面目に世界一を目指しているらしい。
それが叶うも叶わぬも、そこまでチャレンジしたら痛快だ。
周囲の人間は優秀だけど普通の人たちなので、毎日ぶんぶん振り回されて大変だ。
でも、凄い勉強になるだろうな。
「やれなかった やらなかった どっちかな」 みつを
合掌。
※弊社HP↓。