「焼き鳥屋さんとおでん屋さん」
近所にあるので、昨日夕食を買いに行った。
焼き鳥屋さんは、味は美味しいのだが、店員の愛想が最低だ。
前回初めて行った時、店員が三人並んで無表情・無言で立っていた。
「あんた見たことないけど誰?」 みたいな冷たい視線だ。
私:「えーと、この玉子焼きの二分の一サイズ、それと・・・・・・・」
店員:「以上でよろしいですか?」
私:「え? じゃあね、つくね、それから砂肝、レバー、それから・・・・・・・」
店員:「以上ですか?」
私:「は? ちょっと待ってよ。選んでるんだから。そんな何秒も待たせてないだろう!!」
他にお客さんが多数並んでいるわけでもなく、私だけなのに、何をそんなに急がせる必用があるんだ?
まー、ひどい対応だな。
こんな悪い思い出があったので、昨日は戦闘モードで気合いを入れて行った。
昨日は、既に女性のお客さんが三人いて、おそるおそる店員に遠慮しながら注文していた。
相変わらず、無表情のロボットみたいな三人の店員だった。
私:「あのね、玉子焼きの二分の一、それから、レバー、つくね、軟骨。」
店員:「700円です。」
私:「おい、レバーはどうした? レバーが入ってないよ。」
店員:「レバー? ・・・・・・・・。880円です。」
私:「おい、領収書どうした? これ金額違うだろう?」
店員:「レバーを後から頼んだでしょう? だから、レシートが別々です。」
私:「そっちがレバーを聞き忘れたんだろう? 何を客のせいにしてるんだ!!」
うーん、これはやっぱりひどすぎる。この近辺は比較的愛想が良い店が多いのに。
ここの経営者は、この実態を知っているのか? 顔が見たいよ。
こんなめちゃくちゃな接客では、もう二度と来ないぞ!!
あー、気分が悪い。
おでん屋さんに行こう。
ここは美味しいし、いつも接客が素晴らしい。
いつも二人、おばあちゃんと娘さんらしき人がいて、娘さんが接客してくれる。
「大根、つみれ、こんにゃく、たまご」 とか頼みながら、その時々のホンワカした会話をする。
昨日は初めて、おばあちゃんだけだった。
私:「こんにちは。」
おばあちゃん:「こんにちは。いらっしゃいませ。」
私:「何にしようかな?」
おばあちゃん:「この風と明日の雨で、今年の桜も終っちゃうかもしれませんね。」
私:「本当ですね。折角咲いたのに。」
おばあちゃん:「今日もキャンセルの連絡が入ったんですよ。明日は雨になりそうだから花見は中止だって。」
私:「同じ会社の団体とかですか? それは大変ですね。」
おばあちゃん:「前の日に連絡してくれるだけ、ありがたいですよ。これサービスで入れておきますね。」
私:「あー、ありがとうございます。」
おばあちゃん:「はい。それじゃあ410円だから400円でいいですよ。」
私:「あー、済みません。ありがとうございます。」
なんと素晴らしい接客!! 絶対また来ます。
焼き鳥屋さんとおでん屋さん、直線距離で50メートルぐらしか離れていないのに、この接客の差は
一体何なんだ?
おばあちゃんに、 「あの焼き鳥屋さんは、どうしてあんなに態度が悪いんですか?」 と聞きそうになった。
焼き鳥屋さんは、もう1件、「鳥近」 と言う繁盛店があり接客も良いのだが、名前とは逆で、そっちの方が
家から遠いのだ。
そして、そちらは玉子焼きの二分の一サイズが無いので、ちょっと量的に多すぎるのだ。
とにかく、ひどい接客の後、おでん屋さんのおばあちゃんの接客に癒された。
おばあちゃん、ありがとうございます。
「セトモノとセトモノと ぶつかりッこすると すぐこわれちゃう
どっちかやわらかければ だいじょうぶ
やわらかいこころを持ちましょう」 みつを
俺も修行が足らんな。
合掌。
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