皆さん、今期も大変お疲れ様でした。
この1年は疲れたでしょう?
良くも悪くも記憶に残る2009年度でしたね。
働いても働いても、なかなか結果が出ない。
こんな状況がいつまで続くんだろう?
もうやってられるか!! と思った事もあったでしょう。
この業界の人材コンサルタント人口も、かなり減ったでしょうね。
私の実感値ですが、半分は大げさでしょうが、三分の二ぐらいになったと思います。
普通の能力があれば、簡単に年収1000万円プレイヤーになれた時代は終わり、
今後はコンスタントに年収1000万円以上取るのは、そんなに容易じゃないでしょうね。
だいたい、簡単に1000万円プレイヤーになれる事自体がバブルだったんですよね。
ゴールドラッシュだったんですね。
金の埋蔵量よりも堀手が多くなって、もう簡単には金を探し当てられなくなったわけですね。
逆に、試練を乗り越えて工夫や努力を継続した者だけが、金を探し当てられるのですから、
やっとまともな産業になるきっかけをつくってくれたのが、この2009年度だったわけですね。
そういう意味では、2009年度に感謝です。
神よ、我らバブリーな民に良き試練を与えてくださり、ありがとうございます。
しかし、こんな時でも数千万円の年収を獲っているコンサルタントは数多くいます。
もちろん、優秀なコンサルタントですが、彼らは大変ハングリーです。
日本人もいますが、高給取りの外国人コンサルタントも復活して増えています。
「人たらし」 「ハングリーでアグレッシブ」 「安い仕事はしない」 「英語」
これが、今後高給取りの人材コンサルタントやヘッドハンターのキーワードでしょう。
「なんだ? ちっともまともな産業じゃないじゃねーか?」
と言われればそれまでですが、競争は避けて通れないのです。
武器を使わない戦争です。
その戦争の中にあって、私はこの仕事は、お金を目的にやるものではないと思うようになってきました。
人材紹介歴26年目で、やっと少しわかりかけていますが、まだまだです。
もちろん、人間らしい潤いのある生活をするためには、一定以上の収入は必用です。
ただ、最後の判断基準は、お金よりもクライアントやキャンディデートの利益を優先することですね。
また、本当に顧客と向き合うという事は、相手に言いにくい事を誠意をもって伝える事ではないか?
とも考えています。
元来、人材ビジネスの原点はそこにあって、新人時代、散々教わった事を実践できていません。
ごまかさず逃げずに顧客に向き合う。
皆さん、来期は今期より良い仕事をしましょう。
「いまから ここから」 みつを
合掌。
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