4月以降の業績は?
人材紹介業では、今年になってにわかに業績が上向いている会社が多い。
ただ、1~3月の四半期は例年最も成約が上がるので、 「果たして4月以降はどうなるのだろう?」
と不安げに言っている人が多い。
私は、そんなに悪くもならないし、良くもならないと思っている。
クライアントは、いつまでも採用せずに我慢してはいられないので、求人はポツポツ出て来る。
かと言って、構造的にすぐに景気が良くなるか? と言われると、それもないだろう。
結局、我々の対処法としては、コストセーブしたまま足腰を強くするしかない。
今日もある社長と話した。
社長:「昨年の夏は、本当につぶれるかと思いました。」
私:「借り入れも増えましたか?」
社長:「それはもう大変です。」
私:「やっぱり、30人の社員を抱えると経営も大変ですね。」
社長:「社員のために経営しているわけではありませんが、採用したからには自分の子供と言うか
肉親のように感じて、倒産の危機を感じた時も社員を切る気にはなりませんでした。」
私:「立派ですね。私には真似できませんよ。」
社長:「労働集約産業ですから、大胆に収益構造を変える事にチャレンジしないと駄目ですね。
売上を上げる為に人を採用し、売上が減ると人が余剰になる。
この繰り返しでは駄目だと思います。」
私:「悲しいかな現実ですが、このままずっと同じ事を繰り返すのも進歩がないですからね。」
立派な社長でしょう?
社員が聞いたら嬉し泣きしますよ。
こういう偉い人もいるんですよね。
私よりもずっと若い社長ですが、大したものだと感心しました。
こんな起業家がどんどん出て来て世の中を盛り上げてもらい、私はそれを陰ながらサポートしたいです。
「なやみはつきないな 生きているんだもの」 みつを
合掌。
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