「悪夢の中のリストラ」
最近、温度変化が激しいので、寝苦しく熟睡できない人も多いだろう。
私も熟睡できず、よく夢を見る。
今朝の夢はリアルで最悪だった。
なぜか突然、社員30名ぐらいの人材紹介会社のオーナー社長になっていた。
それもなぜか、知人や友人ばかりが社員なのだ。
幹部社員A:「武谷(たけや)さん、大変です!!
このままでは資金ショートで倒産します。
どうするんですか?」
私:「いつの間にそんな悪い経営状態になったわけ? 一体どうしたんだよ?」
幹部社員A:「今年になって急に成約が上がらなくなったじゃないですか?」
私:「えー? そうなの?」
幹部社員A:「とにかく早急に手を打ってください。もう銀行からの融資は受けられませんよ。」
私:「えー? 銀行から借りたことないよね? どうして融資が受けられないの?」
幹部社員A:「何寝ぼけてるんですか!! もう1億円も借りているじゃないですか!!」
私:「1億円? そんなのいつ借りた?」
幹部社員A:「とにかく時間がありません。当面は売上が上がる予定がないのですから、
経費を削減するしかないですよ。」
私:「ちょっと待ってよ。俺には何が何だかわからないんだけど。」
幹部社員A:「ここは思い切って、社員数を半分にしないと乗り切れません。
今回辞めてもらう社員を、すぐに指名して個別面談に入ってください。」
私:「ちょっと、どんな経営状態なのか? 資料を持って来てよ。
社員の個別の業績がわかる資料も持って来て。」
幹部社員A:「ここにあります。見てください。ほとんどの社員が、月の成約がゼロか1件です。」
私:「ちょっと、いつの間にそんな悪くなったの? 売れてるコンサルタントはいないの?」
幹部社員A:「業績は似たり寄ったりですよ。この際、給与の高い社員から辞めてもらいましょう。」
私:「えー? 例えば、ベテランのBさんとか、Cさんも?」
幹部社員A:「例外をつくると反発が強くなりますよ。BさんやCさんも覚悟してますよ。」
私:「さっき、Bさんと通路ですれ違った時、凄い険しい顔で睨まれたぞ。」
幹部社員A:「とにかく私情は抜きにして、早く決断してください。既に社員が騒ぎ始めています。」
私:「ちょっと待て。頭と気持ちを整理させてくれ。」
幹部社員A:「時間がありません。早く決断してください。
社員全員を会議室に招集しましたので、すぐに経営方針を発表してください。」
こんな流れで会議室に入ると、知人・友人が全員険しい表情で私に顔を向けた。
こんな場面で目が覚めた。
「あー、夢だったか、良かったー。」
それにしても、どうしてこんなリアルな夢を見たんだろう?
うちは俺一人でよかった。社員を多数抱えている経営者は大変だな。俺には務まらないな。
「にんげんはねえ 追いつめられると弱いもんだな ひとごとじゃない 自分のこと」 みつを
合掌。
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