「攻撃は最大の防御」
日本の女子カーリングチームが、今日は2試合行った。
1試合目はロシアに大逆転勝ち、2試合目はドイツに終始リードされ1点差で敗北。
決勝トーナメントに進出するためには、ドイツは絶対に勝たなければいけない相手だった。
2連勝中の日本に対し、ドイツは3連敗中で後が無かった。
ヨーロッパ諸国や日本はディフェンス型のチーム、アメリカ、カナダ、中国はオフェンス型らしい。
国民性が出ている。
日本はアメリカとイギリス、ロシアには勝ったが、カナダと中国に負け、3勝2敗だった。
中国戦を見たが、終始先に攻められて、ねじ伏せられた。
そして、今日の相手国ドイツは後が無いだけに、勝負どころで思い切って攻めに出て来た。
日本は最後に追い込まれて、やっと本来の力を出そうとしたが遅かった。
ゲームのルール・性質上、逆転勝ちが当り前のスポーツのようであるが、前半で簡単にリードを
許しすぎるのが気になった。
スポーツを見ていると熱くなるので、 「どうしてもっと先に攻めないんだ!!」 と思う。
相手国のタイプや心理状況に応じて戦略・戦術を柔軟に変えられない部分が、世界のトップとの差だろう。
いずれにせよ、守りだけでは勝てない。
これは、我々の仕事にも通じる。
守るべき時は守り、思い切って攻める時は攻める。
普段、守りのチームが、ガンガン攻めてきたら相手は驚く。
日本の外交も同じだが、外国が事前に予測できる事しか言わないので、初めから交渉の勝負がついている。
日本人の長所でもあり短所でもあるが、相手の出方を見てから対処する。
結局は、相手の言いなりになって、お金をむしりとられる。
そもそも交渉や駆け引きが好きではない。
私も典型的な日本人で、駆け引きは嫌いなので、よく損をする。
日本人は世界一のお人好し、世界一だましやすい国。
自分はそれでもいいが、そのツケが孫子の代に回ってくるのだ。
もう少しずうずうしくならないといけない。
「にんげん 我欲のかたまり にんげんのわたし」 みつを
合掌。
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