不況時に入社した新卒は伸びる。
就活投資は実力志向、不況で危機感、対策本や有料講座、スーツへの出費は抑えめ。
*今日の日経新聞から抜粋で失礼します。
2011年春入社に向けた就職活動が始まった。不況に伴う買い手市場を背景に長期戦になるとの判断から、就活への費用配分を見直す学生が増えている。
スーツや備品への支出を抑える半面、面接や筆記試験対策として書籍や講座にカネをかける姿が目立つ。服より実戦力を身に付けたいとの意識を反映している。
東京・豊島の大型書店、ジュンク堂書店池袋本店には1万冊以上の就活関連の書籍が並ぶ。面接対策の本を手にした学習院大学3年の女子学生は「採用数が少ないから面接でも厳しい質問で振るい落とすはず」と話す。同店の就活コーナーでは10月の売り上げが前年比1割伸びた。
就職関連本では約8000の企業が採用試験に取り入れている能力や性格の適性検査「SPI」対策が売れ筋。例えば洋泉社(東京・千代田)の「これが本当のSPI2だ!」は前年比5割増。面接についてはダイヤモンド社(東京・渋谷)の「絶対内定2011 面接」(1575円)の10月の売り上げは前年の同内容の書籍と比べ2割増と高い伸びを示す。
就職情報サイトを運営するディスコ(東京・文京)によると、10年春卒業予定の学生が就職活動で新聞・書籍などの資料費にかけたのは約1万2000円。今年はこれを上回る勢いだ。実戦的な就活対策サービスも人気だ。全国就職活動支援協会(東京・千代田)が手がける電話を使った就職面接模擬テストの10月の利用者が早くも前年の就活のピーク時である2~3月並みの400人に達した。
大学開催の有料講座も盛況で、成蹊大学主催の就職講座(1800円)では10月の受講生が昨年より1割増の700人。東洋大学は10月下旬に模擬テスト(800円)を実施したところ、参加者が昨年より2割増えた。
就活対策費を手厚くしているせいか、リクルートスーツはやや抑え気味。西武池袋本店(東京・豊島)では女性向けリクルートスーツの売れ筋価格が4万円程度だったが、「3万円以内に抑える学生が多い」。百貨店に比べ価格が安い紳士服専門店などは人気で、AOKI(横浜市)では10月のリクルートスーツの売上高は前年比5割増。平均単価2万円の値ごろなスーツが好調という。
昨年人気を集めた就活文具も振るわない。キングジムの「就活ホルダー」(262円)は表紙に会社説明会の地図を収められるなど細かい工夫が売り物で昨年はヒット商品となったが、今年は10月の売り上げが半減した。
楽天リサーチ(東京・品川)などの調査では、約2割の企業が11年卒の新卒採用枠を10年卒に比べて抑制すると回答。氷河期になるとせつな的な対策に走りがちだが、「マニュアルに頼りすぎるのも逆効果。自分の個性を生かしてほしい」(日用品メーカーの採用担当者)との声も多い。
いやはや大学生も大変だ。
実は私の長女も現在大学3年生で11年卒になるので、実はかなり心配しているが
人間力のある娘なので何をやっても生きて行けると信じている。親ばかか?
離婚して母子家庭になり苦労させてしまったが、現実を在りのままに受け止め
前向きに力強く人に優しく生きている。
それをサポートしてくれた前妻や次女、今の家内をはじめ周囲の人たちに心から感謝する。
家内は1992年というバブル崩壊の年に入社した。
だが、リクルートエージェントの最年少執行役員の佐藤学をはじめ各所で頑張っている
同期が多く豊作の年だったと言えるだろう。
家内が入社した時は今年以上に業績は最悪で前年比50%を割っていた。
リストラの嵐で社内の雰囲気もすこぶる悪く、マネージャーだった私も転職活動したぐらいだ。
それでも残った連中だから強いのだ。
その翌年、1993年の入社者はさすがに少なかった。
しかし、当時の採用担当だった野田 と言う化け物が、素晴らしい人材を採用した。
その代表が、先日書籍も出版したリクルートエージェントのMVP殿堂入りトップセールス
ウーマンの森本千賀子と、営業部長から人事部長(まだやってるのか?)に転じて経営の中枢に
いる浅野だ。
野田 に連れられ京都まで浅野を口説きに行き、ホテルの一室で朝まで飲んだのを思い出す。
いずれにしても、不況時に入社してくる奴は伸びるのだ。
自分を信じろ就活生!!
「しあわせは いつも自分のこころがきめる」 みつを
合掌。
※弊社HP↓。