昨日、留守電に小さな声で、法務局の人から登記に関する問い合わせ・確認のメッセージが入っていた。
何分、女性のかぼそい小さな声で、御名前が聞き取れなかった。
そこで、法務局に折り返し電話したが、ずっと電話中で50回目ぐらい、丁度ランチタイムにやっとつながった。
私:「(株)プロフェッショナル・サーチの武谷(たけや)と申します。お世話になっております。
登記の件で、そちらの女性の方で、ちょっと御名前が聞き取れなかったのですが、
お電話いただきましたので、折り返し電話させていただきました。」
男性係員:「係の名前は何ですか?」
私:「いや、留守番電話に小さな声で入っていたので、ちょっと名前が聞き取れなかったんです。」
男性係員:「係の名前がわからないんですか? いずれにしろ、今は昼食に出ています。」
私:「何だとこら!!
その係には女性は何人いるんだ?」
男性係員:「え!! はい。3名です。」
私:「その3人の名前はなんだ?」
男性係員:「AとBとCです。」
私:「たった3人しかいないのに、名前を覚えていないと対応できないのか?」
男性係員:「す、済みません。それでは受付番号はおわかりですか?」
私:「●●●●●です。」
男性係員:「あー、わかりました。それでは担当者が戻りましたら、再度お電話させます。」
何だ?この対応は。
まさに下手に出れば偉そうにして、強気に出れば人が変わったようにヘコヘコして。
その後、間もなく女性の担当者から電話があり、提出書類の記載内容を確認されてから、
女性係員:「やっぱりそうでしたか? 多分そうだと思いまして、こちらで書き直して変更登記を
済ませましたので、いつでも登記簿謄本をお出しできます。
確か急がれていましたよね?」
こっちの方がよっぽど対応がいいじゃないか。
そんなやり取りやメールをやっている内に、新規訪問の時間が近づいてきた。
先日講師をさせていただいたセミナーにご来場いただいた方の会社だ。
ご来場いただいた御礼のメールを送ったら、丁度、コンサルタント採用をお考えとの事。
大変おもしろい分野に特化した会社だ。
マネージャーお二人にお話を伺った。
地に足着いた、ちゃんとした会社だ。
このようなクライアントには、是非良い人材をご紹介したい。
そんな事を考えながら、訪問後ビルの外に出たら、隣のビルに何やら人材ビジネスをやっている
会社らしき大きな看板がある。
「よし、飛び込もう!!」
と中に入り、それらしきフロアーにエレベーターで上がった。
「うーん、たくさん部署名が書かれてあるが社長室はないぞ。」
人材派遣部、人材紹介部、総務部、経理部など、全て部単位で内線番号が書かれている。
「よし、人材紹介部の部長を呼び出そう!! 現場の責任者が一番ニーズを把握しているだろう。」
こんな時、普通に総務部などに電話すると、ほとんど門前払いされる。
私:「プロフェッショナル・サーチ、武谷(たけや)です。
いつもお世話になります。
部長はいますか?」
女性:「もう一度、ご社名と御名前をお願いします。」
私:「プロフェッショナル・サーチ、武谷(たけや)ですけど?」
女性:「あのー、部長というのは、どの部長ですか?」
私:「え? 人材紹介部長です。」
女性:「人材紹介部長の名前はご存知ですか?
本日はアポイントは取られていますか?」
私:「いやいや、先日人材協の会合か何かで、ちらっとお見かけして名刺交換できなかったんですよ。」
女性:「・・・・・。少々お待ちください。」
待つ事、1~2分。
重厚なドアが開いて、長身で恰幅の良い老紳士が出て来られた。
私:「私、(株)プロフェッショナル・サーチの武谷(たけや)と申しまして、この人材紹介の仕事を
26年やっております。宜しくお願い致します。」
人材紹介部長:「あーそうですか? ●●です。宜しくお願い致します。」
私:「私は、人材ビジネスに特化した人材紹介をやっております。
要するに御社のような会社にコンサルタントをご紹介する仕事です。」
人材紹介部長:「へー、そんな会社もあるんですね。
ただ、うちは外部から採用しないんですよ。」
私:「このビル、金融関係が多いですが、そのような資本が入っているんですか?」
人材紹介部長:「そうです。」
私:「では皆さん、出資会社から来られているんですか?」
人材紹介部長:「私自身もそうです。」
私:「今後も外部からご採用の計画はないですか?」
人材紹介部長:「そうですねー。申し訳ない。」
私:「わかりました。お忙しい中、貴重なお時間をいただき、ありがとうございます。
それでは失礼致します。」
人材紹介部長:「いや、こちらこそ。まあまあどうぞ。」
と、エレベーターまで見送っていただいた。
ニーズが無いのは残念だが、大変紳士的な素晴らしい人だ。
「あー、早く登記簿謄本を取りに行かないと、法務局が閉まってしまうぞ。」
急いで法務局に行ったらガラガラで、やっと登記簿謄本が取れた。
今日もただのコピーに1000円取られた。
ただの変更登記に合計41000円也。
且つ、九段下まで行く事2回だ。
税金払ってるんだから、行政も一般企業並みに合理化してちゃんとやれよ。
今度は、東京労働局に移転申請だ。
東京労働局も、九段下の九段第3合同庁舎にあるのに、我々が許可申請などでお世話になる
需給調整事業部だけが、なぜか田町から徒歩10分以上かかる海岸庁舎にあるんだよな。
どーいうことかな?
悠遊
「空を見上げてごらん ゆったり悠遊 雲もゆうゆう 鳥も悠遊 小さな自分がわかるから」 みつを
合掌。
※弊社HP↓。