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社長ブログ 人材コンサルタント25年史

オフィスへの過剰投資

「オフィスへの過剰投資」 している人材紹介会社が多かったですね。


派遣会社もかな?

正直、「バカじゃないの?」 と思っていたんです。

ランドマーク的なビルに入居して、登録者を集客しやすくするとか、社員のモチベーションを上げるとか、

それなりの目的はあったのでしょうが、オフィス賃料は粗利益の10%未満に抑制するのが鉄則です。

オフィス賃料が月200万円なら、月2000万円以上の粗利益がなければ駄目です。

オフィスは豪華でなくて 「こぎれい」 ぐらいで十分です。

交通が便利であればいいんです。

この仕事の価値を考えると、 「魅力的な求人が豊富にある」 とか 「コンサルタントの対応能力が高い」

とか、そんな事の方が比較にならないほど重要で、 「豪華なオフィス」 など鼻くそ同然です。

「一体その豪華なオフィス賃料は、誰が払っているのか?」

クライアントでしょう。

そんな高いオフィス賃料を、クライアントに価格転嫁しちゃ駄目です。

そんな高い賃料のオフィスに入居して、年収の35%請求されても、クライアントも納得できないでしょう。


私が、マンパワー・ジャパンに在籍していた時、初めて当時の社長室に入って驚きました。ええ!!

大して儲かってもないのに、山王パークタワーに入って、社長室はやたら広く、ペルシャ絨毯か何か

敷き詰めてありまして、社長の大きなデスクはもちろん、大きく豪華なミーティングテーブルと椅子まである。

広い部屋はスカスカ、入口から社長のデスクまで何歩も歩かなければ着かない。

私は初め、買収した紹介会社の代表取締役副社長として出向する形態で採用され、本体では

「本部長」 と言う役職だったのですが、この「本部長」さんたちは、全員個室を持っていたんです。

「君も個室を作りなさい。」 と言われたのですが、赤字の子会社に出向するのに、個室にこもって

何ができますか? そこの社員に何が言えますか?

「いいえ、結構です。」 とお断りしながら、 「この会社は駄目だ~。」 と思いました。

その後、横浜へ都落ち。それでもランドマークタワーに入居。とにかく対面を気にする。

くれぐれも、豪華なオフィスは要注意ですね。

豪華なオフィスではありませんが、当社も経費削減で引っ越すので偉そうな事は言えませんが、

今の人材ビジネスは大引越しブームですね。

微妙に都心からはずれた場所や、小さなオフィスにどんどん移転しています。

それでいいんです。

もっと大切な事にお金を使いましょう。

「トマトがトマトであるかぎり それはほんもの

トマトをメロンに見せようとするから にせものとなる」    みつを

合掌。

※弊社HP↓。

http://www.agent-shokai.jp/

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プロフィール


武谷 広人
人材ビジネス経験の蓄積と、自らのトップマネジメント経験を強みとする。経営幹部から専門職まで約500件の案件を成功に導く。

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