当社経由で10人近くご採用いただいて、誰も辞めていないクライアントがあります。
その会社の取締役のマネジメントの方針は、 「各人の長所を伸ばす」 です。
これは、「言うは易き行うは難し」 で、人間的な懐の深さや忍耐強さが無ければできません。
家内:「業績はどうですか?」
取締役:「厳しいに決まってるでしょう。
そちらはどうですか?」
家内:「毎度ですが、貧乏暇ナシです。
ところで、社員の皆さんは頑張ってますか?」
取締役:「頑張ってるよ。
頑張ってるけど、なかなか結果がついて来ないから大変だよ。
結果が出たら雰囲気も明るくなるけど。
でもね、紹介してくれたI君は、早々と5月にQ目標達成したよ!!」
家内:「えー!! 凄いですね。嬉しいな。
Iさんは、どうしてそんなに調子がいいんですか?」
取締役:「地道にコツコツだよ。大はずししないよ。
後から入社したから、初めは新規開拓も苦労したと思うけど、大手が軒並み厳しい今は
その地道な新規開拓が成果につながってるよ。」
家内:「入社後半年ぐらいは、大丈夫かなと心配しましたけど良かったです。
自信もついたでしょうね。」
取締役:「性格が良くて、いじられキャラだから、それも良かったね。
それも本人の才能だよ。」
このように、メンバー個別の特性に合わせて、忍耐強く長所を引き出すポジティブなマネジメントを
しているので、メンバーも萎縮することなく伸び伸び仕事ができる環境があると思います。
今日、 「ドラッカー入門」(藤屋伸二氏著) という本の存在を、栢野先生のメルマガで知って
早速買いました。
・・・・・・・↓栢野先生のメルマガ↓・・・・・・・
◆7/11東京・天才「ドラッカー戦略セミナー」by藤屋伸二+栢野
「マネジメント」や「コンサルタント」を発明したドラッカー。
欧米+世界一の天才コンサルタントと言われます。
本人は「世界一」とかそんなクダランことには興味なく、
黙々と経営を中心とした「社会生態学者」「傍観者」と名乗ってましたが。
ビジネス系で勉強熱心な人なら
・誰でも知ってるドラッカー
・誰でも読んだことがあるドラッカー
・誰もが理解不能なドラッカー
・誰もが知ったフリしたいドラッカー
ユニクロの柳井社長やダイエー中内さんをはじめ、孔子の竹田陽一、
勝間和代も偶像崇拝するドラッカー。
私も4冊持ってますが、いつも「はじめに」で寝てしまう・笑
そのドラッカーの威を借りて大ブレイクしたのが
我が親友・福岡の藤屋マネジメント研究所・藤屋伸二さんです。
今月出た「ドラッカー入門」はじめ、この1年で3冊を出版。
発売3週間で4刷という、硬いジャンルでは大ヒット!
・・・・・・↑ここまで↑・・・・・・・・
この「ドラッカー入門」(藤屋伸二氏著) をパラパラめくっていたら、162ページの「強みよる人事」
という見出しに目が留まり、それを読んで、先ほどの取締役のマネジメントを思い出したんです。
(ちょっと抜粋させてください)
「強みによる人事~その人の弱みには目をつぶり、強みを発揮させる」
~万能な人はいない~
企業は人なり」ですが、その人の弱みからは、何の利益も生み出すことはできません。
せいぜいコストが発生するぐらいでしょう。
例えば、昨年、現役を引退した元プロ野球オリックス球団の清原和博氏に、
バットではなく、営業カバンや電卓を持たせていたとしたら、いくら稼げていたでしょうか?
おそらく、現役時代の億単位の収入には程遠く、数千万円にも届かなかったのではないでしょうか?
清原氏が、英語や数学、物理や化学ができなかったとしても、目をつぶることです。
プロ野球選手としての仕事には、直接、関係ないからです。
彼を使った歴代の監督は、野球選手にとって大きなマイナス要素である足の遅さでさえ我慢して、
彼の強みであるバッティングで仕事をさせたのです。
そうした意味では、多少の酒乱、多少の遅刻など、貢献との比較で許してあげましょう。
そして、他の社員への悪影響を無くすのが上司の仕事と認識しましょう。
~強みを知るチェック項目~
実際に配置するときは、
1.彼が良くやった仕事は何か
2.彼が良くやれそうな仕事は何か
3.彼が寄りよい仕事をする為に何を身に付けなければならないか
を問うことです。
そして、その職務範囲は、チャレンジ精神が発揮できるように、彼の顕在能力よりも、
少し多くのものを要求する事です。
この本は、これほどわかりやすくドラッカーを解説した本は無いと評判です。
それでは皆さん、良い週末を。
合掌。
※弊社HP↓。