以前、人材紹介業と不動産仲介業とは、仕事が似ているとブログに書いた。
ユーザーが仲介業者(エージェント)を使うメリットは何か?
・多くの情報をタイムリーに収集できる。
・専門家から具体的なアドバイスを受けられる。
・当事者の間に入り、うまく条件交渉し話をまとめてくれる。
・煩雑な手間が省ける。
・結果として、より希望条件に近い求人(物件)が見つかる。
・結果として、より希望条件に近いキャンディデート(貸し手・借り手)が見つかる。
ですから、良い仲介業者(エージェント)に出会えると、大きなメリットが得られます。
しかし、イマイチな仲介業者(エージェント)が間に入ると、話がこじれてうまく進まず、
何のために依頼しているのか、わからなくなってしまいます。
ポイントは、仲介業者(エージェント)が良かれと思い込んでいるサービスを提供するのではなく、
ユーザーが何を望んでいるのか? ユーザーの希望の優先順位はどうなのか? この辺を
十分にヒアリングしてから仕事をする事だと思います。
更に、サービス提供中にユーザーの要望も変化する可能性が大いにあるわけですから、
その変化にも敏感でなければならないと思うのです。
果たして私自身がどれぐらいのサービスができているかは、棚の上にあげさせていただきますね。
結局、人材紹介業も不動産仲介業も 「人材」 だなー、と思います。
人が人に提供するサービスですから。
良い人材を採用し、きちんと教育する。成功も失敗も含め良い経験を積ませる。良いマネジメントをする。
その上で、良い情報システムなどツールが充実していれば、他社を圧倒するサービスができます。
今、私がユーザーの立場にあって、どうして話がうまく進まないのかな? と考えると、
初めから全くと言ってよいほど、要望を聞かれていない事に気がつきました。
「おしなべてユーザーというものは同じ事を望んでいるに決まっている」 と思い込まれた
サービスを提供されているように感じます。
「良い物件を安く借りられればいい」 「所有物件を高く貸せればいい」
うーん、それだけじゃないんだよな。
物理的な結果だけを求めているわけじゃないんだよな。
なぜ、もっと深くヒアリングしないのかな?
なぜ、要望はわかってる前提でサービスするのかな?
こんなサービス、俺もやってないかな? 怖いな思い込みは。
気持ちよい人に気持ちよく借りていただき、気持ちよく暮らしてもらいたいんだけど。
人との縁を大事にしたいんだけど。
要するに、ユーザーの話をよく聞かない仲介業者(エージェント)は駄目なのです。
「そのときの出逢いが 人生を根底から変えることがある よき出逢いを」 みつを
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