株式会社 ジェイ エイ シー リクルートメント(旧:ジェイエイシー ジャパン)の代表取締役社長
(私が在籍していた当時は会長)田崎ひろみさんから教えていただいた、経営者の心得語録を
思い出しながら書いております。
今日は6回目です。
1 「業績が悪い時は、トップが一番働いて社員に姿勢を見せなさい。」
「武谷(たけや)君、貴方ね、私も長年経営してると苦しい時もあったわよ。
そんな時こそ、トップ自ら一番働いて社員に姿勢を見せないと駄目ですよ。
夜は社員を連れて食事に行って励ます。
土曜日も出て来て働く。
それぐらいしないと、人は着いてきません。」
全くおっしゃる通りだと思います。
トップがそのような姿勢で働けば、何も言わなくても、自然と社員は頑張ると思います。
私はそんなに働かなくて、済みませんでした。
2 「徹底して現地化しなさい。」
「武谷(たけや)君、貴方ね、九州で働く人に東京並みの給料を払ったら
経営は成り立ちませんよ。
イギリス、シンガポール、マレーシア、インドネシア、タイ、中国、日本、
国によって物価とか家賃とか全部違うでしょう?
だから、全部現地化してます。
社長も社員も、国によって給料は全然違いますよ。
当然、物価や家賃が安い国の給料は安いです。
それでも、同じぐらいの生活ができます。
東京と九州みたいな田舎も同じですよ。
1ヶ月暮らすために必要な生活費は、九州の方が断然安いでしょう?
それなのに東京と同じ給料を払ったら、経営は成り立ちませんよ。
九州で働く人は、九州で採用すればいいんです。
貴方がいたリクルートみたいに、九州に東京の人を行かせたり、東京と同じ給料を払ったりして
どうするんですか?
そんな事して九州は赤字でどうしよう?とか言ってるのはナンセンスです。
徹底して現地化しないと、全てを黒字化することはできません。」
確かに、九州なら東京の70%ぐらいの給料でも十分生活できます。
実家から通勤するなら、50%でもいいかもしれません。
当然、田舎は成功報酬の平均単価も低くなるので、東京と同じ給料を社員に払ったら
生産性が上がるわけがない。
ローカルスタッフで経営できるようにマネジメントしないと駄目ですね。
ただ、田舎の拠点でも、頑張って東京より生産性を高くできたら、ちゃんとボーナスを出してあげれば
いいと思います。
以上、今日も二つにします。
合掌。
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