先週、ある人材紹介会社のコンサルタント(Aさん)と面談しました。
管理職をターゲットとした人材紹介会社で働いているそうです。
ただ、最近なかなか業績が上がらず悩んでいました。
私:「うーん、そんな暗い顔で面談しても決まらないでしょうね?」
Aさん:「そんなに暗いですか?」
私:「はい。ちょっとマイナスのオーラが出ていますね。
マイナスイオンだったらいいんですけどね。」
Aさん:「そんなー、冗談言わないでくださいよ!!」
私:「いや、そんな不調な時こそ、冗談でも言って吹き飛ばさないと
益々暗くなって業績も上がりませんよ。
仕事は楽しくやらないと。」
Aさん:「じゃあ、具体的にどんな事をすればいいんですか?」
私:「そうですねー。
例えば、登録者との面談でも冗談を言うクセをつけて、相手との距離を近づけるんですよ。」
笑いのある明るい面談じゃないと。」
Aさん:「えー!! 真剣な面談の場面で冗談を言うんですか?
初対面ですよ。」
私:「初対面だからこそ、冗談を言って距離を近づけるんですよ。」
Aさん:「例えば、どんな冗談を言うんですか?」
私:「まず、信頼していただかなければ冗談も通じないので、相手の話はじっくり聞いてくださいよ。
相手の話の腰を折らずに、とにかくじっくり傾聴しますよね。
最後まで話を聞いた後に、今後の方向性をすり合わせてから、求人の紹介に入るでしょう?」
Aさん:「はい。普通はそうですね。」
私:「そこで、『それでは具体的な求人の資料をお持ちしますので、少々お待ちください。』 と言って
席を立ちますよね?」
Aさん:「はい。そうですね。」
私:「そして、求人資料を持って、面談ルームに戻る時です!!」
Aさん:「そこで何と言うんですか?」
私:「『お待たせしました。鼻血が出るほど、おいしい求人をお持ちしました。』 と言ってみてください。」
Aさん:「えー!! そんな冗談が通じるんですか?
相手は年齢も経歴もそれなりの立派な人ですよ!!」
私:「同じ人間じゃないですか?
それぐらい踏み込んだ冗談を言ってみてくださいよ!!
できれば、鼻血止めのティッシュを鼻の穴に詰めて。」
Aさん:「武谷(たけや)さん、私をはめようとしてるでしょう。
からかってますよね?」
私:「いいえ、本気です。
だまされたと思って、やってみてください。」
Aさん:「信じていいんですね?
本当にやりますよ。」
私:「はい。是非、試してみてください。
そして、最後にもう一つ。
面談が終わって別れ際に、『鼻血ぶー!!』 と言ってみてください。」
Aさん:「ウソでしょう!! ちょっとそこまでは・・・・・。」
という会話がありまして、数日後、Aさんから下記のようなメールをいただきました。
これは実話です。
この調子で楽しく仕事をすれば、必ず業績も上がるでしょう。
「やれなかった やらなかった どっちかな」 みつを
合掌。
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