先日、ある人材紹介会社に勤務している人と、久しぶりに再会しました。
考えるところあって、その会社を辞める事にしたとの事です。
社内でも多くの人が惜しんでくれたらしいのですが、、今後の人生やキャリアパスを考えて決断したそうです。
私が最後に彼女に会ったのは、まだ初々しい入社2年目の頃。
私の中の彼女は、その頃のイメージのまま止まっていました。
ただ、もう何年も経過しているので、私は、「どれぐらい大人になっただろう?」 と想像します。
多分、彼女は、「どれぐらい、ジジイになってるだろう?」 と想像したはずです。
私は、当社のオフィスの受付近くのソファーにもたれて、彼女が来るのを待っていました。
「彼女の事だから、時間に正確に来るだろう。」
と思っていたら、やはり雪が降る中、大阪から遠路はるばる5分前に入って来ました。
「想像以上に大人になったなー。」
というのが第一印象でした。
受付で、「(株)プロフェッショナル・サーチ の武谷(たけや)さんをお願いします。」
と言っている最中に、
「おー、久しぶり!!」
と声をかけました。
「えー!! あまりにも見た目が若いので気が付きませんでした!!」
と、これは彼女の御世辞と思っておきましょう。
私がスーツでなく私服を着ているし、髪の毛も昔はハードタイプのスプレーでカチカチに固めて
オデコを出していたのですが、今は前髪をたらしているので若く見えるのは当然でしょう。
雪が降っていなければ、もう少し気の利いた店に行くのに、仕方なく一番近い大衆的なレストラン
(通称:社食)に行きました。
彼女は、営業を数年やった後、人事に異動し採用や教育の仕事に長く携わってきました。
食事をしながら、これまでの経緯とか現在の転職活動状況に関しての話が中心でした。
後からランチに合流した家内にも感想を聞いたのですが、
「とてもしっかりしてるね。明るいし、言いたい事もわかりやすく伝えられるし、こちらの話も
落ち着いて聞けるし好印象だね。どこでも合格するんじゃないかな?」
新卒で入社してから、30歳になろうとする今までの間は、多分人間が一番成長する貴重な
時期だと思います。
その貴重な時間を無駄にせず、とても充実した日々を送って来たのでしょう。
日々叱られたり、悩んだり、喜んだり、怒ったり、全てが凝縮されて、今見違えるほど成長した
大人のビジネスウーマンが目の前にいます。
「良かったね。新卒でいい会社に入社して、いい上司や先輩、同僚に恵まれて。」
と、私は心の中で思いました。
一番成長できる時期、一番変われる時期だから、初めに入社する会社は大事なのです。
彼女は自分の努力と周囲の人たちの暖かい応援で、ここまで成長した。
良かった。
彼女を育ててくれた周囲の人たち、ありがとうございます。
彼女に良い新天地が見つかりますように。
合掌。
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