バブル人気と言うのは、長続きしませんね。
ちょっと前は、人材派遣業とか人材紹介業は成長産業と言われ、就職・転職の人気産業でした。
最近、リクルートエージェントなどは、東大出身の新卒が10人ぐらい入社しているらしいです。
ところが、「派遣切り」 とか 「リストラ、希望退職」 とか、最近いろいろ騒がれて、
一気に不人気業界になってしまったようです。
社会人の転職サイトなど見ていてもそうです。
ちょっと前は、「人材派遣・紹介業希望」 という人が大勢いました。
未経験者が、この業界に大勢流入しました。
しかし、最近は激減しています。
最近、「人材派遣・紹介業希望」 という人は、ほとんど業界経験者です。
以前に比べると、業界経験者の登録が大変増えました。
業界経験者でも、「もうこの業界は嫌だ!!」と言って、異業界への転職を希望される方も大勢います。
そのような人たちは、当然、当社には登録されません。
それはそれで、もっと自分にフィットする業界を探していただきたい。
一方で最近、以前は登録して来なかったような、相当売上を上げている実力のある経験者が
登録されるようになりました。
このような人は、人材紹介の仕事が好きで得意な人です。
「今現在働いている紹介会社が低迷している。同業界のもっとしっかりした会社で働きたい。」
とおっしゃる場合が多いです。
このような人は、この業界の主要な会社の事は、いろいろ聞いてよく知っていますから、
へたな会社を勧めても応募しません。
こちらも勧める会社を厳選する必要があります。
規模も大・中・小あるし、独立系と資本系もあるし、全包囲型と特化型もあるし、分業型と一気通貫型、
固定給制と歩合給制、など様々です。
経験者は、これまでの仕事の流儀を変えたくない人が多いですから、その流儀が合うか?
合わないか? が第一条件で、あとは給与など条件次第です。
いずれにせよ、一時のバブル人気は冷めて、アマチュアは退場し、プロフェッショナルだけが残ろうと
している。
これからしばらくの間、ふるいにかけられ、この業界も少し成熟するでしょう。
そして何十年もかけて、まずまず社会的な評価を得られる産業になるのでしょう。
バブルからリアルへの転機ですね。
今もそれを象徴するような事が起こりました。
今、パートナーが4月28日の紹介責任者講習の受講申し込みをネットで行いました。
申し込み開始は、今日の午前10時だったので、もう満杯で無理だと思っていました。
しかし、19時になっても申し込みできました。
これも以前なら考えられませんね。
受付開始時間と同時に申し込まなければ、なかなか受講予約できませんでした。
東京会場を予約できなかった人は、大阪や、なんと札幌や福岡の会場まで飛行機に乗って
紹介責任者講習を受講しに行きました。
本当に日本は極端から極端に振れますよね。
合掌。
※弊社HP↓。