今朝、一通のハガキが届いた。
新会社設立のご案内だった。
「この景気の中、よく決断したな。立派だな。その勇気があれば必ず成功するだろう。」
と思った。
また、余白に書かれていた事が嬉しかった。
「その節は、ありがとうございました。
武谷(たけや)社長の最後の一言で決心しました。」
実力がありそうな方だったので、
「本当に自分がやりたい事をやるのなら、独立した方がいいですよ。
貴方なら独立しても十分やっていけますよ。
もっと言えば、独立しないと、やりたい事はできませんよ。」
というような事を申し上げたと思う。
多くの人は、踏ん切りをつけるまで悩む。当然だ。
実際に独立して成功するより失敗する確率の方が高い。
2~3年は何とか続いても、何年も何十年も続けるのは容易じゃないだろう。
しかし、少々苦労しても、コツコツ真面目に働いて、経費を抑制すれば食えない事はない。
例え会社が潰れても死にはしない。
その失敗も次のこやしになる。
大事なのは、自分のレールを自分で敷いて、その結果に対して自分で責任を取るという
「自由と自己責任」を経験する事だ。
独立とは、自由を手に入れる事であり、同時に責任も負う事だ。
「自由はそんなに大きくなくてもいいから、その分、責任も小さい方がいい。」
と思えば、サラリーマンを続ければいい。
「自由がそんなに小さいなら、全面的に責任を負うから、やりたい事をやりたい。」
と思えば、独立すればいい。
それぞれの人が、その時々の環境や、経済事情、気持ちの変化などもあるだろうから、
自分で選択すればいい。
サラリーマンは立派な仕事だし、優劣は無い。
自分に合った生き方をすればいい。
「名もない草も実をつける
いのちいっぱいの花を咲かせて」
みつを
合掌。
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