以前、ブログに書いた、手品が得意なマジシャンA君が突然の来訪。
私がアメリカ出張の際、A君は留学生だったので、ニューヨークで会い、その場で手品を披露してもらい
内定した人だ。
平成元年入社だから、もう43歳ぐらいかな?
リクルート人材センター及びリクルートエイブリック時代は、営業(RA)、CA、管理部門職種グループ
の立ち上げ、営業マネージャー、関西と合併時の業務フローの整理統合、全社システムプロジェクトの
要件定義など、会社の過渡期において要となる仕事に携わって来た。
そんなA君が、私と同じような時期に辞めた。
確か私の方が先に辞め、彼の方が1年ぐらい後だったかな?
A君が辞めたと聞いて驚いた。
昔、実家が長野県にあり、いずれ事業をやるような事を言っていた気がする。
まあ、会社の基礎を作り直す過渡期において中心的な役割を果たしたので、
A君なりに、「やり切った感」 はあっただろう。
背骨ができれば枝葉は自然と生えるので、もはやそれほどのダイナミズムは無い。
そのA君が、夕方突然、同期入社のS君と一緒に現れた。
*S君は、5~6年前に人材紹介会社を開業し堅実にやっている。
ところで、A君は今何をやっているか?
それは、下記URLをご覧いただければわかるが、「漬物の素」専門メーカーだ。
人材紹介会社から、、「漬物の素」専門メーカーへの華麗な転進。
まさに、「人生いろいろ 転職もいろいろ」 だ。
A君は、この会社の社長として、人材紹介会社ではできなかった様々な経験をしている。
メーカーだから 「材料の仕入れ」 「材料の安全性を確保する厳しい検査」 「商品開発」
「マーケティング」 「生産・製造管理」 「品質管理・改善」 「受発注・在庫管理」
「販路開拓営業」 「採用・教育・マネジメント」 「損益管理」 「地域社会とのお付き合い」 など
経営の全てを経験中だ。
大変だろうが、相変わらず元気で楽しそうだった。
ボランティアで子供たちにサッカーを教えており、これが良いストレス解消になっているようだ。
最近、中高年を中心に自宅で漬物を作る家庭が増える傾向にあり、潜在市場は相当ありそうだ。
私の地元の福岡県からの引き合いが多くて売れているそうだが、輸送費が高いので
儲からないとの事。
いずれにしても、大自然に囲まれ空気がおいしい長野県で、全国の消費者を相手に
あの手この手で自社の商品を売る。
おもしろそうだ。
意識が高い消費者からは、「これがおいしかった。」 「これは、ここを改良してほしい。」
「こんな商品は作れないのか?」 など、様々な意見がダイレクトに寄せられる。
そのような人を地域のオピニオンリーダーとして囲い込み、新たな消費を創出する。
「商売は生き物だ」 と実感できる瞬間が多いだろう。
今後は、日本国内のみならず、世界を相手に漬物文化を輸出してほしい。
*既に中国では売れ始めているらしい。
ただ、サッカーのやりすぎで骨折しないように。
昔、社内の腕相撲大会で腕を骨折した事を思い出して。
合掌。
※弊社HP↓。