昨晩、テレビ朝日の「報道ステーション」を見ていて、また腹が立った。
トップニュースが、「年越し派遣村」 ですよ。
古館伊知郎がもっともらしく、
「今日で派遣村は最終日です。
このような弱者を見捨てるような事があっていいのでしょうか?」
というような事を言っていた。
また出たよ。弱者の味方さえすれば、世論が付いて来るとでも思っているのか?
自分は何十万円もするようなスーツを着て、何百万円もするような時計をはめて、
豪邸に住んで、よく平気でそんなコメントが吐けるな?
そんな金があるなら、自分で派遣村の人を助けろよ。
自分だって大学を卒業し、努力してアナウンサーになって、実況中継の上手さで話題になり
フリーになって、久米宏の後を継いで高視聴率番組のメインキャスターをやってるわけだ。
そして、視聴率とか世論というものにおびえながら、毎日緊張の日々を過ごしている。
だから、高い報酬を得ても何もおかしくない。
そこには、努力も才能も責任もあるから当然の報酬だ。
それなのにどうして、「派遣村は大変ですね。悲惨ですね。この事態を招いた政治や経済界の
責任はどうなるのでしょうか?」 みたいに一方的な報道になるのだろう?
それじゃあ、自己否定につながるよ。共産主義になっちゃうよ。
誰かから圧力でもかかっているのか?
昨年1月30日の私のブログでも、「派遣にも様々な形態があるので、ひとくくりにするな!!」
「派遣スタッフにも様々な動機で働いている人がいるんだよ」 「派遣業界は莫大な雇用を創出している
不可欠な産業だよ」 「だから自由化そのものを否定するのは筋違いだよ」 というような事を
書かせていただきました。
「報道ステーション」に比べると、今朝のフジテレビの「とくダネ!」 は、ちゃんと派遣村の人に
個別取材をしていた。
10人中7人が、「このような事態になったのは自分に責任がある」 と認めていると。
「もっと頑張って勉強すれば良かった」 「ちょっと嫌な事があったからと言って短期間で会社を
辞めなければよかった」 「親兄弟、親戚との付き合いをちゃんとすればよかった」 とか。
中には、モザイク無しでインタビューに答え、自己責任を明言する人もいた。
これを見て、日本人は捨てたものじゃないと思った。
この自己反省の潔さが無くなったら日本人は終わりだ。
「自責の人であれ」
マネージャーに昇進した時、当時の常務に言われた。
親からもそう教育された。
多くの人がそうだと思う。
他人のせい、政治のせいにしても何も解決しない。
自分が変わらなければ何も変わらない。
自己責任だと答えた人たちには、必ず未来がある。
それにしても、こんな大事な時に派遣業界のリーダーは、なぜ前面に出て主張しないのか?
篠原さんや南部さんは何をしている
今こそ貴方たちが、プライドを持って派遣業界の存在意義について発言すべき時でしょう。
みそもくそも一緒に報道されないように、言うべき事は言わないといけないと思うけどな。
合掌。
※弊社HP↓。