日曜日の日経新聞の10面の広告、見ましたか
リクルートエグゼクティブエージェント の啓蒙広告みたいなやつです。
「2009年度、御社の成長・変革の成否は
経営人材争奪戦での勝敗に託されていることを、
私たちは知っています。」
「厳しい経営環境が予測される2009年度、これをピンチととらえる企業とチャンスととらえる企業に
二極化されそうです。
こういう時期だからこそ経営陣を最強のものにしようと活動を活発化させている企業各社が実は
少なくありません。
御社はどうお考えでしょうか?」
ちょっと大げさなコピーですけどね。
私も下記の見出しの10月31日のブログは、同じようなテーマで書かせていただきました。
「採用に慎重すぎる会社が多く、大きな機会損失をしている。」
※そのときの記事はこちら ⇒ ★
まあ、私がこんな事をほざいても、企業の採用活動には何のインパクトもないですが。
でも最近、毎日のように求人企業様(クライアント)から言われますね。
クライアント:「ほー、最近はこんないい人が登録してるんですか?」
私:「そーなんですよ!!
昨年とは比較にならないほど、優秀な人材を採用できるチャンスですよー。」
この仕事をやっている人なら、皆さんも同じような経験をしてますよね
「景気が悪くなると優秀な人材が動かない。」 とか言われますよね
でも、これってもっともらしい意見ですが、浅薄な考え方ですよ。
もちろん、自信が無い保守的な人は動きませんが、自信がある人に景気は関係ないです。
逆に、このような時期は社内のゴタゴタ が増えて、優秀な人材も悩んで出て来る時期ですよ。
そして、業績が悪いという事は、企業が変革を迫られているという事ですよね。
黙って何もしないのは、バカ経営者 でしょう?
自分の会社をゼロベースで見直して、リストラなり、リエンジニアリングなり手を打つチャンスです。
しかし、この 「ゼロベースで見直して、リストラなり、リエンジニアリング」 というのが、
「言うは易き行うは難し」 なんですよね。
今まで働いていた経営陣や社員に、「ゼロベースで見直せ!!」 と言うのは、
「自分がやってきた事を否定しろ!!」 と言うのに等しいので、リストラやリエンジニアリングが
なかなか進まないんです。
そこで、過去とは異なる視点を持った人材、過去にしがらみが無い人材が必要になります。
だいたい会社も人生も他人と同じ事をやっていたら成功しませんよね。
成功している会社は、何かにこだわり、それを突き詰めてやっている。
京都 あたりに、こんな頑固一徹だけど臨機応変で強い会社が多いですよね
人間なら他人がやらない、やりたがらない仕事を選ぶ。
私みたいなバカでも、25年前に競争が少ない人材紹介業を選んだから何とかやって来れました。
私の場合は徳が無いので成功していませんが。
「この時期はじっと我慢していよう。」
という会社が大半でしょうが、経営者がじっとしているだけでリスクテイク しなければ、
それなりの未来しかないということですね。
合掌。
※弊社HP↓。