リクルート時代の先輩で、上手(かみて)さん と言う人がいます。
上手さんは、商社で経理⇒リクルートに中途入社で採用メディアの営業&マネージャー⇒
関西リクルート人材センターの営業部長⇒合併後、リクルートエイブリックの再就職支援事業部長⇒
パソナキャリアの紹介事業部門の執行役員
というような経歴です。
*上手さん、間違っていたら済みません。
この人は、私以上に変わった事業を営んでいます。
なんと、「人材紹介業に特化した研修事業」 をやっているんです。
要するに、人材紹介会社から依頼を受けて、その会社のコンサルタントに、スキルレベルに応じた
実務研修を実施するという事業です。
もちろん、上手さん 自身がトレーナーとして、その会社に行って、
数人ずつトレーニングするわけです。
人材紹介会社相手に偉そうにコンサルティングするわけではなく、あくまで現場の実務研修に
こだわりやっています。
上手さん:「いやー、コンサルティングなんか怖くて、よー手出さんよ。
自分は経営責任取れないもん。」
この辺が、上手さんの尊敬するところと言うか、偉いところだと思うのです。
自分で責任が取れない事はやらない。
上手さん:「やっぱ、自分がお世話になった業界やから、いろんな紹介会社に良くなってほしいな。
どこの紹介会社も現場のコンサルタントは一生懸命で、いい人ばっかりやしな。」
偉いでしょう?
こんな仏さん みたいな人もいるんですよ。
またこの人が大変義理堅い人で、先日こんな事があったんです。
私が、上手さん からご紹介いただいた新宿の人材紹介会社でマネージャークラスの求人があり、
幾人かのキャンディデートをご紹介しているのです。
その進捗状況を連絡しようと思い、上手さん の携帯に電話したら、
研修実施中で出られなかったらしく、翌日電話がかかってきたんです。
上手さん:「アドウ、ギノウバ、デンダクデギナクデ、ボウシバケアディバゼン。」
私:「はー、済みませんが、電波状態が悪いのか? 全く聞き取れないのですが、
どなた様ですか」
上手さん:「ゾウデヅガ? ズビバゼン。 ガビデです。」
私:「はー、済みませんが、相変わらず聞き取れないのですが」
上手さん:「ガー、ビー、デー です!!」
私:「はー、済みませんが、お互いに携帯では調子が悪いようなので、会社の番号にかけなおして
いただけませんか?」
上手さん:「バカリバセンガ? ガー、ビー、デー です!!」
私:「はー、済みませんが、どうしても聞き取れないので、恐縮ですが会社の番号にかけなおして
ください。」
上手さん:「バガリバジダ。」
今度は、すぐに会社の電話 にかかってきました。
私:「はい。プロフェッショナル・サーチでございます。」
上手さん:「ザギボドバ、ズビバゼンデジダ。バカリバスガ?」
私:「はー、済みませんが、やっぱり聞き取れないですね。どなた様ですか」
上手さん:「バカリバセンガ? ガー、ビー、デー です!!
ガー、ビー、デー !!」
私:「うん??? ひょっとして上手さんですか!!」< /p>
上手さん:「ゾウデズ、ゾウデズ、ガビデです!!」
と、こんな申し訳ないやり取りがあったんです。
上手さんは、風邪をこじらせ、のどがガラガラの状態で、1日中研修のトレーナーとして
前日しゃべったので、更にのどが悪化して、とても聞き取れない声になったんです。
私:「上手さん、そんなひどい状態だったら、電話なんか明日でも明後日でも良かったのに
済みません。」
上手さん:「ダイドウブデズ。ジョッドノロヲバラレバジダ。デンダグガオゾグダッテズビバゼン。」
いや、こちらの方こそ、大先輩の具合が悪いのに、お電話いただき、申し訳ございませんでした。
本日もわざわざご来社いただき、 新たな人材紹介会社の求人をご紹介いただいたのですが、
まだ、声が枯れていました。
しかし、お顔は笑っていました。
上手さん、いつも大変お世話になり、ありがとうございます。
無理せず早く、のどを治してください。
(上手さんの連絡先です)
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(株)Genten (原点と呼びます)
代表取締役
上手 正明 様
03―6231―9188
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合掌。
※弊社HP↓。