私の尊敬する人材コンサルタントで、ネクサスモア社の原田一兵さんと言う方がいます。
http://www.nexus-more.com/mn01.htm
リクルートに昭和50年に入社し、その後、現在のHR(新卒採用媒体の事業部)で営業をやり、
最後は長野営業所長。
変わり行く旧き良きリクルートを一旦退職。
しかし、昔の上司に、「もったいない。ちょっと待て!!」 と慰留され、当時のリクルート人材センター
(現:リクルートエージェント)に再度入社されたわけです。
そこで、人材紹介の営業マネージャー、キャリアコンサルタントを経て、
「ご厄介になりました。折角のご厚意ですが、やっぱり私は独立します。」
と、1988年に円満退職され、 もう20年も親身で丁寧且つ地道に人材紹介会社を
営んでいらっしゃるのです。
リクルート時代は、歴史に名を残す営業マン列伝に数えられ、
例えば、「原田一兵と山一證券」 と言えば、営業の成功事例で有名な話です。
当時の無料宅配の分厚いリクルートブックに、山一證券の会社説明会の日をマーキングした
卓上カレンダーを挟み込むことを提案し、見事、優秀な新卒採用を成功させるなど、
語り尽くせぬほどのサクセスストーリーと武勇伝を持っている伝説の営業マンです。
ただ、孤高のサムライ ですから、利益率偏重のリクルートの経営方針に疑問を持ち始め、
「小さくてもいいから、組織に縛られず、親身で丁寧なサービスを地道にやって行きたい。」
との信念から独立し、その通りに20年間コツコツやってこられたわけです。
一兵さん:「自己満足かもしれないけど、ちょっとだけ他人様の役に立って、
自分と家族がぎりぎり食っていければ幸せだね。」
私もこういうのが格好いいと思いますし、目指すお手本のような人です。
「足るを知る」人という感じです。
私が独立してからも親切にアドバイスいただいており、
「1年に1回ぐらいは飲もう!!」
という感じで、たまたま今週飲んで来ました。
明るく話がおもしろいので、こちらも元気になる。
企業や人に対する洞察が深いので参考になる。
曲がった事が嫌いで身奇麗なので気持ちが良い。
義理人情に厚く、人を裏切らない。
このような人なので、リクルート在職中はもちろん、今でも皆に慕われ続けています。
人形町の安いふぐやさんで 、ふぐとおでん を食って、その後、有楽町に戻り、
レトロなバーで一番安いウィスキー を飲んで別れました。
そして翌日、事務所に出勤したら、
一兵さん:「いやー、昨日は気持ちよくなっちゃって、俺ばかりしゃべってしまって
申し訳なかったね。
それに、不覚にもお金も多めに払ってもらったみたいで申し訳ない。
何とか埋め合わせしたいから、できれば年内にもう一度、今度は俺が知ってる店に
招待するからご一緒しましょう。」
と、わざわざ丁寧にお電話をいただいた次第です。
恐縮です。
私が悩んで転職を考えたら、一兵さん のような人に相談すると思います。
人の良い部分を引き出し、新たな視座を与え、元気にしてくれるでしょう。
皆さんも、悩んだ時や迷った時には、一度相談に行かれてみてください。
きっと元気になると思います。
「いちずに一本道 いちずに一ツ事」 みつを
合掌。
※弊社HP↓。