何人かの人材紹介会社のコンサルタントに聞いた話です。
当月の売上目標を達成するために、無理やり当月に内定された方を入社させていると。
ヤクザですよね?
例えば、
「月末の会議に挨拶に行った方が良い。」とか、
「月末の宴会に顔を出して早く馴染んだ方が良い。」とか、
それを内定先の企業も望んでいると、内定された方に言って月末でも入社させてしまうらしいのです。
一方、採用する企業側には、
「どうしても本人が月末に挨拶に行きたい。」とか、
「どうしても月末の宴会に出席して、新しい職場仲間の方と話したい。」とか、
そんな事を言って、月末採用にしてもらうらしいのです。
これって、誰のために、何のためにやってるのかな?
人材紹介業は、三者の満足の上に成り立つことになっています。
1 採用企業(クライアント)の満足
2 入社される方の満足
3 上記二つの満足の上での人材紹介会社の満足
私は、これは本当にそうだと思って、25年間この仕事をしてます。
ですから、優先すべきは、上記3ではなく、上記1・2 です。
その観点に立つと、月初1日付け入社希望の人を月末に入社させるとか、
月初1日付けの採用希望の企業に月末に採用していただくとか、
このような事は、大変むなしい気がするのです。
そのような事をさせられているコンサルタントもかわいそうだとも思います。
おそらく、売上目標を絶対に達成しなければならないので、そんな無理をしてるんだと思います。
しかし、そこにかけるパワーがあれば、来月・再来月の売上を増やす努力をする方が生産性が高い。
内定した方も普通に1日付け入社できるし、受け入れる企業も無理に月末採用しなくても良い。
そもそも、売上(入社日計上)管理ではなく、成約(内定日計上)管理に変えるべきです。
コンサルタントには、成約(内定)目標を追わせる。
会社は、成約(内定)と入社(売上)の両方をしっかり管理する。
でも、日常のマネジメントは、成約(内定=入社予定日確定)目標をベースにする。
もちろん、成約(内定)後辞退となれば、当月のコンサルタントの成約金額からマイナスする。
大きくなっている会社は、どこもそうし