景気が冷えて来ると、どこの会社も
「即戦力を採用したい!!」
とおっしゃる。
もっともだ。
しかし、これが一番リスキー な採用方針だ。
即戦力人材が、その辺をウロウロ しているわけがない。
ウロウロ しているとしたら、何か特別な事情があるはずだ。
本物は周囲が放置しておかない。
常にたくさん声がかかるので、自分から登録には来ない。
かと言って、怪しい 自称サーチ会社に引っかかるほどバカ じゃない。
本気で良い人材を採用したいと思うなら、経験よりポテンシャル(基礎能力や人物)重視で採用すべし。
「急がば回れ」 だ!!
中途半端な経験者より、ポテンシャル高い未経験者を採用した方が絶対に良い。
その結果は、1年もすれば歴然とする。
事実、私はそれを目の当たりにしてきた。
中途半端な経験者ほどたちが悪いものはない。
文句は二人前、実力は半人前だ。
周囲に与える悪影響を考えると、会社の損失は甚大だ。
しかし、本人には、そのような自己認識はない。
逆に、ポテンシャル高い人材は、はじめに基本をしっかり教えれば、その後は自ら動き、考え、
どんどん質問してくるし、あとは勝手に育つ。
しかも、このような社員は周囲に極めて良い影響を与え、組織を活性化させる。
問題は、経営者が1年かけて本気で育てる、関わる、待つ覚悟があるかどうかだ。
人材紹介の仕事は、
「企業経営と人に対する関心」×「傾聴とプレゼンのスキル」×「動きながら考える力」
があればできる。
何も特別な要件はない。
ポテンシャル採用推進委員会 会長
武谷(たけや) 広人
合掌。
※弊社HP↓。