2001年6月、英語の上達も見られないまま、ついに、ロンドン、ポルトガル出張の日を
迎えました。
神村さんと二人、ヴァージンエアーの英国 ヒースロー空港行きに乗り込みました。
ビジネスクラスは高いので、プレミアムエコノミーと言うエコノミーよりちょっと座席が広い席でした。
我々酒飲みの二人が一緒に飛行機に乗ったら大変です。
結局、到着までほとんど眠らず、次から次にワインを飲み干して、あーでもない、
こーでもない と話しながらのフライトでした。
さすがに、着陸前1時間前ぐらいに、キャビンアテンダントに、
「すみませーん!! ワイン、もう一本!!」
と言ったら、
CA:「お客様、居酒屋じゃないんですから、いい加減にしてください!!
飲み過ぎですよ!!
それから、他のお休みになっているお客様にもご迷惑です!!」
と叱られてしまいました。
そして、いよいよヒースロー空港 に到着。
空港がでかい!! さすが発着数世界一!!
世界中の飛行機がとまっている。
飛行機を降りたら、まさに人種の坩堝(るつぼ)。
一体、誰が何人なのかわからん???
「でも、そんなの関係ねー。とにかくみんな外人なのは間違いねー。」
そんなわけのわからない状態で、いきなり空港警備員 につかまった!!
ここからは英語の日本語訳です。
警備員:「お前の入国目的は何だ?」
私:「観光です。」
警備員:「でもお前、結婚しているだろう?」
私:「そうだけど?」
警備員:「じゃあ、なぜ奥さんも一緒に観光に連れて来なかったんだ?」
私:「えー!! そんな事言われても・・・・・・。
そんな難しい事を英語で説明するのか・・・・・。」
と、答に窮していたら、バイリンガルの神村さんが、「仕方ねーなー。」という顔で近づいて来て、
何か一言、警備員に話したら、すぐに開放された。
これだから、外人・英語恐怖症になるんだよ、全く。
ヒースロー空港からタクシーでホテルへ。
「うーん、緑が多い。
おー!! あんな所で子供がクリケットしてるぞ!!
さすがイギリスやなー。」
「だんだん都心に入ってきたけど、東京と違って街並みに雰囲気があるなー。
緑が多いし、歴史を感じさせる建造物も多い。
それから、あまり高いビルが無いなー。
格好いいなー。」
さあ、いよいよホテルに到着だ。
決して高級ではないが、髭男爵(ひげだんしゃく)みたいな、ドアボーイならずドアオヤジが
立っており、何となく敷居の高い英国