JACでは、なかなか波乱の出足です。
神村さんや私に対する反発から、人心が落ち着きません。
神村さん:「武谷(たけや)さんが入社すれば、必然的にA君とB君が辞めるのはわかってましたよ。
元々会社を大きくする事にNOという考えの人は合わないでしょう。」
私:「なぜ、自分の会社を大きくする事にNOなんですかね?」
神村さん:「自分に具体的なメリットがないと思い込んでいるんでしょう?」
私:「コンサルタントを増員すれば、自分の分け前が減るとか?
自分のクライアントが減るとか? 自分が担当する登録者が減るとか?」
神村さん:「そうです。
そうやない、と言ってるのに理解できないみたいです。」
私:「会社が大きくなって、売上や利益が増えれば、社員の給料も増えるという単純な話ですよね?」
神村さん:「武谷(たけや)さん、ここはリクルートじゃないんですよ!!
今の社員に同じレベルのモチベーションや理解力を求めるのは難しいです。
だから、我々がどんどん決めて、そっちに引っ張るしかないんです!!」
私:「まずは社員の話を聞くというスタンスでは駄目ですか?
話せばわかる人もいると思うんですが。」
神村さん:「聞くなとは言いませんが、聞きすぎると意思決定が遅くなりますよ。
武谷(たけや)さんが、正しいと思っている事が、この業界では正しいに決まってるでしょう。
話す前から正解は武谷(たけや)さんの中にあるでしょう?
だから、武谷(たけや)さんに来てもらったんだから。
ゴチャゴチャ言う奴の事は気にしないで、二人でバンバンやりましょうよ!!」
私:「確かにそうですね。
リクルートみたいなボトムアップ式では無理ですね。
でも、マネジメントと社員との関係を大阪支店のように固めるのは容易じゃないですね。
社員の教育や入れ替えも必要ですね。
組織的に物事を考えられる人を増やさないと、どうにもなりませんね。」
神村さん:「バンバン採用しましょうよ!!
研修もしましょう!!
できる奴にやらせればいいんです。
できない奴にやらせたら駄目です。」
私:「しかし、東京は求人が多いから、佐原君や下芝君のような優秀な人を採用するのは
難しいですよ。」
神村さん:「しかし、中には吉岡みたいな奴もいますよ。」
私:「でもね、入社時点の給与条件とか考えると、そう簡単に東京では採用できませんよ。
新卒を採用すべきじゃないですか?
新卒なら最近人材ビジネス志望が増えているし、給与条件も問題にならないし、
リクルートエイブリックでも昔なら考えられないような優秀な学生が応募してきますよ。」
神村さん:「確かに採用したいですけどね。
今のマネージャーに任せられますか?」
私:「大阪のマネージャーにしか任せられません。
すぐには無理でしょうが、近い将来の新卒採用もにらみながら、まずは、マネージャーの
レベルアップを図るしかないですね。」
昼も夜も、神村さんと、よくこんな話をしてました。
あの頃は大変だったけど、なつかしさもありますね。
当時と比較すると、立派な会社になりましたね。
私が辞めた後の、皆さんのご苦労の賜物です。
合掌。
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