今日は、アメブロ事務局の宿題にお答えします。
「要資格という求人は資格を持っていないと応募しちゃダメ?」
難しい質問ですが、私の答は、「YES」 です。
理由を申し上げます。
1 求人企業が、「要資格」という以上は、それなりの理由があります。
簡単に言えば、その資格がないと仕事ができない職種の求人であることが考えられます。
例えば、
公認会計士、税理士、弁理士、弁護士、医師、薬剤師、看護師、理学療法士、作業療法士、
レントゲン技師、MR、技術士、証券外務員資格、損害保険代理店資格、社労士、司法書士、行政書士、
臨床検査技師、ケアマネージャー、一級建築士、一級土木施工管理技師、普通免許など、
数多くあるでしょう。
このような資格は、持っている人しか仕事ができないわけですから、応募しても仕方ないと
思うのです。
2 我々人材紹介コンサルタントが、資格が必要ないと判断した求人は、資格を必須条件にしないように、
求人企業に提案して募集条件を緩和しております。
例えば、
求人企業:「今度さー、経理の中堅クラスの人材が欲しいだけど。
簿記1級を持っている人居ないかな?」
我々:「中堅クラスって経理の中のどこまで経験している人がいいんですか?」
求人企業:「月次、できれば年次決算まで経験している人が欲しいな。」
我々:「じゃあ、決算経験者であれば、簿記1級にはこだわらなくてもいいですね?」
求人企業:「まあ、そう言えばそうだね。できれば、持っている人がいいけど。」
我々:「じゃあ、実務経験と簿記1級資格、どちらを優先されますか?」
求人企業:「それは実務経験だよ。」
我々:「じゃあ、MUST条件は決算業務経験者、WANT条件は簿記1級。これでいいですね?」
このように我々は、求人企業との間で、余計な資格要件は必須項目から除外していただくように
交渉しております。
しかし、交渉しても、「絶対に資格が必要だ!!」 とこだわる求人企業も時々あります。
このような場合は、上記のようなケースでも、簿記1級が必須資格になってしまいます。
従って、結論としては、人材紹介会社が、求人企業に対して、本当に業務上必要な資格以外は
必須条件から除外する提案をきちんと行っている前提で申し上げると、必須項目に入っている
資格を持っていないのに、無理に応募されても書類選考で不合格になってしまう可能性が
極めて高いということです。
しかし、「応募しちゃダメ?」 とまでは言い過ぎだと思います。
不合格になる事を覚悟の上で応募されるのは、全く自由です。
ご理解いただきたいのは、我々人材紹介コンサルタントは、合格される可能性がある企業に
ご応募いただきたいのです。
そして、合格された中でベストと思われる企業を選択をしていただきたいと思っています。
それでは皆様、良い週末をお過しください。
私は、ペットの「まるる」、「ちゃちゃ」、「まんだら」、と遊びます。
合掌。
※弊社HP↓。