今日は、最近、そして今後も人材紹介業界を揺るがすであろう、「求人の年齢制限の原則撤廃」の
問題に言及したいと思います。
「性別はもちろん、年齢による採用選考段階の差別は、基本的にあってはならない。」
という精神は大賛成です。
特に今時は、20代でも、うつろな目をして元気が無く老人のような人も多数居ます。
逆に50代、60代でも元気な人が数多くいらっしゃる。
むしろ、戦後の日本を支えてきた、この年代の人たちの方が元気です!!
ただ、多くの人材紹介会社が直面している現実は難しいものがあります。
求人企業側の年齢に関する要望は依然厳しいからです。
そりゃ、1歳、2歳オーバーなら許容範囲という会社は多いですよ。
ただ、本当は35歳までなのに、50歳の人をご紹介したら、我々は求人企業に怒られますよ。
時々、60代・70代の方も登録されてきますが、お一人お一人にお会いしていては、
膨大な時間を要してしまい、我々の経営が成り立ちません。
今現在、該当求人が無いという理由(それが現実)で、お断りするしかない。
法律の基本精神と現実の受け皿とのギャップが明らかです。
まだまだ、シニア層の紹介では経営が難しい。
我々、民間の紹介会社も求人企業の啓蒙に努める必要はありますが、50代・60代と言った
中高年層の方々の雇用促進に関しては、行政が相当に努力してもらわないと民間には限界が
あります。
厚生労働省、ハローワーク、シルバー人材センター、人材銀行などの職員の方々、
一つ宜しくお願い致します。
合掌。
※弊社HP↓。