ここ数年、人材紹介会社がめちゃくちゃに増えましたよね。
新しく認可を受ける会社も多いですが、最近は、縮小・撤退したり、廃業している会社も増えており、
実際に何社が営業活動しているのかは定かではないですね。
全国に1万5000社ぐらいありますかね?
最近、縮小・撤退したり、廃業している会社の事を聞いてみると、だいたい共通して、
経営者(オーナー)が、人材紹介業という事業に対する思い入れ・情熱が無い会社が大半ですね。
「人材紹介業って、資金的・法的な参入障壁も低く、ビジネスモデルも簡単で誰でもできそうだし、
利益率が高く儲かるらしいから、とりあえずやってみようか!!」
こんな感じで新規参入した会社が大半です。
また、多くの人材派遣会社は、
「派遣も紹介も大して変わらないだろう!!
たくさんオーダーを取って来て、登録者を集めて、マッチングするだけだから同じだよね。」
と思って参入し、ほとんど成功してませんね。
人材派遣系で軌道に乗ってるのは、パソナキャリアさんぐらいでしょう?
純粋に人材紹介で、30億、40億やってるのは。
リクルート時代の同僚が、紹介事業本部長と副本部長をやってます。
低収益だが売上安定事業の派遣会社と、高収益だが売上不安定事業の紹介会社とでは、
自ずと経営手法や営業手法、必要とされる人物像(草食動物と肉食動物)や
社員の給与水準も異なり、ほとんど水と油の関係ですよね。
派遣会社が、まじめに人材紹介事業を立ち上げ軌道に乗せたいなら、人材紹介事業は
別会社にして、人事制度も別にして、社長や主要幹部は人材紹介のプロを外部からスカウトし、
経営も日常のオペレーションに関しても、大幅な権限委譲をするしかないです。
そして、最低5年は我慢しなきゃ。
パソナキャリアさんも、10年近くやってるんだから。
私も、マンパワー・ジャパン時代に痛感しましたが、
「こんな会社の中では、人材紹介事業は、永久に立ち上がらないなー。」
と思いました。
だって、日本市場を知らない、APの外人の言いなりなんですから、初めからダメです。
今でも相変わらず、そんな状況が続いているようです。
ちゃんと市場分析とか、事業構造や業務内容とか、リーディングカンパニーに関する調査とか、
勉強しても半分ぐらいしかわからないでしょうが、少なくとも一応勉強してから始めないと
甘くないですよね。
一番いいのは、派遣会社の経営者が自ら、人材紹介事業を2~3年は経験してみることですね。
多分、難しいから辞めようという結論になるでしょうが。
まあ、我々としては、新規参入業者には、ずっと足踏みしておいてもらった方がいいですから、
適当に参入した会社には、今後も今の調子で無駄な事の繰り返しを続けていただきましょう。
しかし、こんな適当に参入した会社で働く社員が、かわいそうんなです。
そんな人は、弊社にご登録ください。
もっと、ちゃんとした人材紹介会社をご紹介します。
ただ、本気で人材紹介事業を立ち上げたい会社は、ご相談に乗らせていただきます。
お問い合わせください。
合掌。
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